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【 共感 】
コーヒーショップの客全員が、村上春樹作品を読んでいるというユニクロのコマーシャルがありましたが、あれ、共感って言うんですかね。
今回のアルバムは、静かな共感の中で演奏された一枚を選びました。
SHELLY MANNE / BILL EVANS with Monty Budwig
“ EMPATHY “
VERVE / V-8497
シェリー・マン、ビル・エバンスにモンティ・バトウィッグのベースというピアノトリオのミニマムな演奏。全編に漂う心地よい緊張感がなんとも言えません。
“Danny Boy”の繊細な演奏には、思わず涙ぐんでしまいそう。
三人のプレイヤーの高いレベルでの共感に感激。

【 囚われの象さん 】
囚われの象さんのお尻がキュートなアルバム。
兄弟のレッド、ホワイト、プラス他人のブルーで三人のミッチェルと、ペッパー・アダムス、アンドレ・プレビンとトロンボーン、ドラムというちょっと不思議で、豪華なメンバーのアルバムです。
ミッチェル家で、二人でベースの練習をしているときに、母親から「そんな象のように大きな楽器、外に出してちょうだい!」と言われたという出来事が、タイトルにつながっているようです。母親もなかなか大変だったんでしょうね。
THE MITCHELLS WITH ANDRE PREVIN
“ GET THOSE ELEPHANTS OUT’A HERE “
METRO JAZZ / E 1012
解き放たれた象さんのように、それぞれが自分の個性を発揮しながら、それでいて軽やかにスマートな演奏をしています。
一曲目のタイトル曲は、ホワイトとレッドのダブルベースでの演奏です。
そして、A面とB面に一曲づつレッド・ミッチェルのピアノによる演奏が入っています。最後はベースとピアノによる兄弟デュオ。なかなか考えられた構成なのかもしれません。

【 プレーリー・ドッグは、犬ではありません 】
DUKE PEARSON " PRAIRIE DOG"
ATLANTIC / 3005
北米の草原に生息する、体長30〜40cmほどのネズミ目リス科の小動物、プレーリー・ドッグ。警戒時の鳴き声が犬に似ていることが、名の由来とのことです。
そんな愛らしい小動物の名をタイトルにしたこのアルバムは、1966年にリリースされました。ここでもデューク・ピアソンのアクの無い趣味の良いピアノプレイと作曲のセンスが光ります。
冒頭曲 " THE FAKIR " はテイク・ファイブ" 的な変拍子ジャズ。
2曲目はアルバムのタイトル曲。「遥かなる山の呼び声」と言いたい様な、ノスタルジックなカントリー・タッチ。
他にジョー・ヘンダーソンの曲" SOULIN' " 、またピアソンがチェレステを弾く "HUSH-A-BYE" はまるでオルゴールが奏でているかの様な美しさ。
BLUE NOTE の諸作ほど話題にならない作品ですが、私的に愛聴しています。ピアソンのカントリー・ファションのジャケットもいいです。

【 正統派ピアノ・トリオ】
GABRIEL LATCHIN " INTRODUCING GABRIEL LATCHIN TRIO "
ALYS JAZZ / JA 1501 LP
ガブリエル・ラッチンはロンドンで活動するピアニスト。
彼が9歳の時、歌手兼ピアニストだった祖母から贈られたオスカー・ピーターソンのCDに夢中になりジャズに目覚め、ピアニストを志しました。そして英国の名門音楽校を卒業。初志貫徹。2014年にレコーディングされたのが、このデビュー作です。有名曲6曲、自作3曲の全9曲(CDは2曲プラス)。
彼の好みは今でもスイング・ジャズとのこと。トラッド・スーツのジャケット写真でも分かります、正に彼は伝統の継承者ですね。

【Holy Land】
シダー・ウォルトンが作曲した“Holy Land”、名曲ですよね。アル・ヘイグの演奏で有名ですが、今回はこの曲の初演といわれているこのアルバムにしました。
HOUSTON PERSON “ BLUE ODYSSEY “
PRESTIGE / PR 7566
シダー・ウォルトン(p)カーティス・フラー(tb)ペッパー・アダムス(bs)と、リーダー、ヒューストン・パーソンのソウルジャス系テナーという編成。
三管のアンサンブルから飛び出すこの人のテナーは、なんともいえずセクシーであります。
このアルバムの”Holy Land” の演奏は、やや荒削りとも思えますが、かえってこの曲の美しいメロディが心に迫ります。
ヒューストン・パーソンのバラードは、やはり、いいです。理屈なんかいらないのです。

【メキシコ】
こんなメキシコのトランペット奏者のアルバムはいかがでしょうか?
このChilo Moranという人は、メキシコのトランペット奏者の重鎮だそうです。何も知らないで聞いたら、アメリカのレコードかと思ってしまうほどの正当なハードバップの演奏です。聞きごたえ充分です。
CHILO MORAN Y SU CONJUNTO “ LOS 5 MEGATONES “
TLALOC / CHT001
“J-20-33”の熱い演奏、“I Remember Clifford”の丁寧な節回しなど、ふとLeeMorganを思いだします。最後の“Bulu”の小粋な演奏もいいですよ。
『CHILO MORANと彼のアンサンブル』とあるとおり、トランペットの他にバリトンサックスとピアノトリオのクインテットです。

【 パリへ 】
バスケットボール男子日本代表のパリ・オリンピック出場が決まりました。すごいですね。
アルバムもパリにしました。
JOHN LEWIS & SACHA DISTEL “ AFTERNOON IN PARIS “
Versailles / MDEX 12005
ジョン・ルイスが、フランスのギタリスト,サッシャ・ディスティルと録音したアルバムです。なんと言っても、まだ10代のバルネ・ウィランのテナーがすごいです。
“I Cover The Waterfront” “Dear Old Stockholm”など、音数が少ないピアノと、ギター、テナーとの対比が美しく、心に響く演奏をしています。
エッフェル塔をバックにしたジャケットもいいです。
来年の夏はオリンピックでパリに話題が集まりますね。

【 街中の噂 】
THAD JONES “ THE JONES BOYS “
PERIOD / SPL 1210
「街で噂のジョーンズ・ボーイズ」と題され、ジョーンズ姓のミュージシャンを集めて制作されたアルバムです。
ハンク(tp)、ジミー(p)、エディ(b)、ジョー(ds)に加えて、ルノー(tp)、クインシー(flh)のジョーンズさんが集合。1957年に録音されました。
しかし実質はピアノトリオをバックにした、サド・ジョーンズのワンホーンアルバムと言えます。"YOU LEAVE ME BREATHLESS" "YOU'VE CHANGED" などのバラードや、ミディアム・テンポで抒情的かつ快適な素晴らしいプレイを聴くことが出来ます。
ところで、このレコードはどのくらい街で噂になったのでしょうか?

【 残暑お見舞い申し上げます 】
今回のアルバムはこちらです。
以前、横浜のディープな大人の街=長者町のジャズ・スポット、シェルターピープルさんで聴かせてていただき、すっかり気に入ってしまったこのアルバムです。
やっと手に入りましたので^_^
BIGI LUND “ sings songs from MY FAIR LADY “
GAZELL / GEP-29
スウェーデンの歌手、ビギ・ルンドがお馴染みのミュージカル “My Fear Lady”から、“On the street where you live” “Get me to the church on time” “I could have danced all night” “With a little bit of luck”の4曲を歌っています。
少し舌足らずで、チャーミングな歌声が楽しいアルバムです。
バックのピアノトリオが、やや甘いこの歌手の歌をしっかりとサポートして、バランスよく仕上がっているかな、という印象です。

【 HOT AND COOL 】
外は太陽がギンギン、家に帰ればエアコンで、ひんやりクール。
アルバムもホットでクールな、この名盤。
DEXTER GORDON “ DEXTER BLOWS HOT AND COOL “
DOOTONE / DL 207
タバコの煙のジャケット、カッコいいですよね。演奏も最高にホットでクール。
“Cry Me A River ” “I Should Care” “ Tenderly”のスローバラードが、なにしろ素晴らしい。とくに、大好きな“Cry Me A River ”の演奏は秀逸。心にあふれる思いをしっかりコントロールしたクールな演奏には、いつも感動してしまいます。
ジャケット、演奏とも素晴らしい名盤です。

【遊んだ後のカタルシス!】

【クールな演奏】
夏本番!とはいえ、暑すぎます。
そんな夏に、ポール・デスモンドのクールな演奏を。
PAUL DESMOND “ BOSSA ANTIGUA “
RCA VICTOR / LPM-3320
ジャズミュージシャンだけで演奏したボサノバのアルバムは、どこか硬質な感があります。コニー・ケイの刻むリズムのせいかな?でもそれが、なかなかいいのです。
そして、ポール・デスモンドとジム・ホール、この二人の相性は最高ですよね!
涼しい室内で耳を傾ける心地よさ!
ぜひ、お勧めします。

【暑い夏】
ジャズは、基本的に熱い音楽で、暑い夏には最適の音楽かと思われます。
今夏は、災害級の暑さということで、とくに熱さを感じられるコチラのアルバムにしました。
HANK BOBLEY “ THE FLIP “
BLUENOTE / BST-84329
一曲目から、もう全メンバー全力で、熱いぶっ飛んだ演奏になっています。
B面一曲目“ Snappin' Out” は、ボッサ風の曲で、私の一番のお気に入りです。
フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムの、手加減なしのボリュームに、暑さで疲れた心身に喝を入れていただけます。なにしろ最後まで全力の演奏は、素晴らしい!元気、でます!
リーダー、ハンク・モブレーのブルーノート最後のアルバムで、パリでの録音。あまり話題にならないけれど、素敵なアルバムだと思います。

【CRESCENT】
7月17日は、コルトレーンの命日だそうで、
今回はこの”CRESCENT”にしました。
お盆だし・・・・
ジョン・コルトレーンの沢山のリーダーアルバムの中で、
最も好きなアルバムです。
JOHN COLTRANE “ CRESCENT “
IMPULSE / A- 66
コルトレーンの音色のなんと美しいこと。ため息がでます。
抒情的でスケールが大きい。
いつも、ただ静かに息を潜めて聞いています。

【夏を乗り切る】
息苦しいほどの蒸し暑さが続いています。
エアコンを使い、水分を補給し、そして、こんなラテンのアルバムを聞いて、夏を乗り切りましょう!
ANTONIO (Chocolate) DIAZ MENA “ Eso Es Latin jazz… Man ! “
AUDIO FIDELITY / AFSD 6117
すごいメンバーが揃っての力演に、スタミナをいただけるアルバム、極上の鰻重みたいなアルバム。
“Caravan” “Take Five” “Green Dolphin Street” などを演奏していて、ジャズファンも納得の内容になっています。
ラテンの力強いリズムは、暑い夏には、実に心地よいものですよね。
デューク・ピアソン、ラロ・シフリンのアレンジをジェローム・リチャードソン、ジョー・ヘンダーソン、セルダン・パウエル、というもの凄いメンバーが演奏しています。
ラテンジャズドラマー、アントニオ・チョコラーテ・ディアスがリーダーです。ホンモノのラテンのリズムをお楽しみください。

【暑くなると聴きたくなる】
梅雨明けかと思える程、関東地方は太陽が照り付けています。こんなに暑くなると何故か聴きたくなるのがこれなんです。
GRANT GREEN “ THE LATIN BIT”
BLUE NOTE / BLP 4111
“ MAMBO IN “ “BESAME MUCHO “ “BRAZIL” “ TICO TICO “ 他、ラテン曲満載。
ジャズプレイヤーの演奏するラテンはいつ聞いてもいいですが、暑い季節に聞くと、また格別。
キンキンに冷えたソーダ系ドリンクが欲しくなること請け合いです。

【ONCE UPON A SUMMERTIME】
なんだか、暑い日が続きます。梅雨のさなかなのに、6月なのに、まるで真夏のような日差しで、今年の夏も暑いぞ、という警告かもしれません。
そんな暑い日の昼下がり、こんなレコードはいかが?
チャーミングが、微かに過ぎる?かな?という歌声のこの歌手の、つばめが飛んでいるジャケットが素敵な、少し気だるいアルバム。
BLOSSOM DEARIE “ ONCE UPON A SUMMERTIME “
VERVE / MGV-2111
バックは、マンデル・ロウ、レイ・ブラウン、エド・シグペン。チャーミングにスイングする演奏曲の数々が、魅力的です。
タイトル曲“ONCE UPON A SUMMERTIME”は、ミシェル・ルグランの名曲。スローなテンポで、聞かせてくれます。聞いていると、ふっとため息が出そう。
それから、スローテンポの“Tea For Two”も、斬新な味わいになっています。
自身のピアノも素敵。
“ONCE UPON A SUMMERTIME、いい曲ですね。大好きです。

【仲良し】
週末、自宅でのんびり過ごすときなど、家族仲良くは、幸せなことだな、なんて思ったりします。
アルバムも兄弟仲良く、のこのアルバムです。
THE JONES BROTHERS “ KEEPI’N UP WITH THE JONES “
METRO JAZZ / E1003
トランペット、ピアノ、ドラム、それぞれ一流の三兄弟。凄い!
サド・ジョーンズのトランペットは、じっくりと一曲一曲丁寧に、でも感情の表現は控えめに演奏しています。ダンディなんですよ。
兄弟にベースがいないので、エディ・ジョーンズが加わって、アイシャム・ジョーンズやサド・ジョーンズの曲を演奏しています。ジョーンズづくしなんですね。
「ジョーンズさん」という縛りの中で、これだけのアルバムを作ってしまう兄弟、やっぱり凄いですね。

【梅雨】
梅雨入り。雨の季節。傘のジャケットの季節。
シンプルな黒い傘が素敵なリーダー、ジミー・ロウルズの周りには華やかな傘の花が咲いています。どういう状況なのかな。
JIMMY ROWLES “ WEATHER IN A JAZZ VANE “
ANDEX / A3007
歌伴で知られるピアニスト、ジミー・ロウルズ率いるセプテットが奏でる知的なウェストコーストジャズが素敵なアルバムです。
“With The Wind And The Rain In Your Hair”“When The Sun Comes Out”“Let It Snow”など、風、日差し、雪といった四季折々の多彩な気象現象がタイトルに入っている曲を演奏しています。
レッド・ガーランドの“All Kind Of Weather”なんていうアルバムもありましたね。
新しい傘、買おうかな。

【爆発だ!】
こんなアルバム、いかがでしょうか?
信じられないないほど凄いメンバーが、手加減なしで爆発的な演奏をしているアルバムです。
PHILLY JOE JONES “ DRUMS AROUND THE WORLD “
RIVERSIDE / RLP 1147
リー・モーガンだ、ベニー・ゴルソンだ、キャノンボール・アダレイだと、なんだか凄いメンバーが、それぞれの個性剥き出しにガンガン演奏しております。ソロのバックでのアンサンブルの重さが凄いね、バックにいても、おとなしくなんかしていませんからね。
一曲目“Blue Gwynn”のリー・モーガンのソロ、ホントに爆発してます。
これは、大型スピーカーで音量気にせず聞くことができる環境で楽しみたいです!絶対! しかし、ご近所にジャズ喫茶、ないのよね。
ステレオ盤がお勧めかも。

【お日様】
天気予報を見ると、雨マークがズラリとならんでいます。
雨の季節間近の今頃は、お日様のありがたさを実感します。お日様の下に干した洗濯物のにおい、あぁ幸せ、というあのにおい、暫くお預けかな?
アルバムは、こちら、お日様が登ってきますよ、というジャケットです。
RED GARLAND “ ALL MORNIN’ LONG “
ESQUIRE (UK)/ 32-099
このジャケットはイギリス盤。オリジナルの「橋」のジャケットと、ずいぶん違いますよね。面白いですね。
因みに、「オールナイトロング」のイギリス盤では、お月様が登ってます。
こちら、言わずと知れた名盤。午前中ずっと演奏したよ、ということのようです。とにかく、一生懸命演奏したこの時の録音から、名盤が生まれましたよね。
しかし、この集中力がずっと継続できたとは、凄い!やはり、凡人とは違います。
気力体力十分の演奏は、今でも聞くものの心を高揚させます。

【7】
G7サミット広島が閉幕しました。
G7にちなんで、アルバムも「7」で探してみました。
いろいろあるんですが、見事なアンサンブルで魅了するこのアルバムを選びました。
BOB KEENE “ SOLO FOR SEVEN “
ANDEX / A4001
メンバーが、羽ばたく鳥にまたがったポップなイラストの素敵なジャケット。
リーダー、ボブ・キーンのクラリネットにトロンボーン、バリトンという珍しいアンサンブルが、格調高いハーモニーを奏でます。レッド・ノーボのバイブも絡んで、完璧。
“There'll Never Be Another You”“Let's Fall In Love ”など、凝ったアレンジで聞かせてくれます。もちろん、ソロも素晴らしいですが、バックのハーモニーも凄い!
広島の「7」のアンサンブルに期待しましょう。

【モヤモヤ】
5月なのに、雨の日が多いと思いませんか?
5月って、こんな感じだったかなぁ?となんだかモヤモヤ。
そんな時は、エリック・ドルフィーのバスクラリネットがガツンとくるこのアルバムはいがでしょうか。
OLIVER NELSON “ STRAIGHT AHEAD “
NEW JAZZ / NJLP 8255
一曲目“Images”のバスクラはブっ飛びますよね、いつ聞いても。
オリバー・ネルソンの個性的なアレンジの中で、ドルフィーの強烈な、攻撃的な演奏が、モヤりとした心に容赦なく突き刺さります。
オリバー・ネルソンの演奏だけではなく、作曲、アレンジの才能も光るアルバムです。

【大型連休】
連休中に久しぶりに家族と過ごしたという方もいらっしゃるでしょうね。
普段は一人暮らしのかたは、家族といる幸せ、また逆に一人でいる幸せを実感したかもしれません。
アルバムは、こちらにしました。一人、独自の世界を展開しているアルバム、「ソロモンク」。
THELONIOUS MONK “ SOLO MONK “
COLUMBIA / CL 2349
ポール・デイビスによるイラストジャケットが素晴らしいセロニアス・モンクのソロアルバムです。
「ダイナ」からスタートするスタンダードナンバーを中心にした演奏は分かりやすく、親しみやすい。
でも、やはりモンク、エッジのきいたソロは聞き応え十分です。
むかしむかし、ちぐさのおやじさんが、このピアニストは演奏だけではなく、ファッションもとても個性的だったなぁ、と言っていたのを思い出しました。

【 対 話 】
なんだか鬱陶しくて、たまにおでこをぶつけながらのパーティション越しの対話もそろそろおしまいかな。ホットしますね。
さて、このアルバムで、二人のアルト奏者のすばらしい対話を楽しみましょう。
PHIL WOODS “ PHIL TALKS WITH QUILL “
EPIC / LN 3531
二人の白熱した名演が楽しめるアルバムで、緊張感あふれる演奏が続きます。
“Dear Old Stockholm ” の出だしのハーモニーは、思わず引き込まれます。また、チャーリー・パーカーの名曲 “Scrapple From The Apple” の疾走感はたまりません。
二人のアルト奏者の前向きな演奏は勢いにあふれ、聞いていると思わず姿勢を正してしまいます。

【アップルパイ】
週末にアップルパイを焼きました。美味しくできて、ゆっくりお茶の時間を楽しんでいたら、自分が、なんだかとってもいい人になったような気がしました...幸せ。
アルバムは、こちらです。プレイヤーの人柄の良さを感じさせるピアノトリオです。
ROSS TOMPKINS “ L.A. AFTER DARK “
FAMOUS DOOR / HL 151
“I'LL WALK ALONE” “ I SHOULD CARE”など素敵なスタンダードナンバーを演奏していて、バランスのとれた、安心してきくことのできるアルバムかと思います。
なかでも、“PLAY, FIDDLE, PLAY”は、何度聴いても惚れ惚れする出来で、大好きです。
美味しいアップルパイとお茶とこのアルバム。もうね、最高!

【4月・・・】
4月になり、求人が増えまして、連日バタバタ。
そんな中、弊社では毎年4月に健康診断を実施しています。
先日、私も行って来ました。結果はまだ。
どうかなぁ、中性脂肪とか・・・。
ま、とりあえず、こんなアルバムを聴いて、リラックスしましょう、ホントに素敵なアルバムです。
NAT KING COLE “ AFTER MIDNIGHT “
CAPITOL UK / EMS 1103
ヒット曲連発の押しも押されもせぬナット・キングコールのピアノも楽しめるアルバムです。
実力者揃いのメンバーが、アレンジも楽しく魅力的な選曲を楽しませてくれます。こちらは1986年に再発されたイギリス盤で、オリジナルでは未発表の5曲が追加されたお得盤。
お馴染み ” ROUTE66" はやはりかっこいい。
洒脱な演奏に脱帽!

【DUSKO GOYKOVICH】
桜も終わり、猫遊び、ジャズレコード鑑賞、そして仕事など、忙しい日々が続きます。
そんな中、訃報が届きました。ダスコ・ゴイコビッチが、亡くなったそうです。
91歳、お疲れ様でした。
アルバムは、こちらです。
DUSKO GOYKOVICH “ SWINGING MACEDONIA “
PHILIPS / 843 942 PY
マル・ウォルドロン、ネイサン・デイビスとの共演による、力強い演奏が素晴らしい名盤。
“Old Fisherman's Daughter”の哀愁を帯びた演奏が、心に残ります。
沢山の素晴らしい音楽をありがとうございました。

【LIVING】
カズオ・イシグロ脚色の映画「生きるLIVING」を見てきました。
まあ、泣きましたね、ビックリするくらい。ある程度の大人の方、見ると心に刺さりますよ、きっと。ただ、黒澤監督のオリジナルより、希望の光が明確で、見終わった後の気分は、爽快でした。
そしてこの映画の音楽、よかったです。ビッグバンドが演奏するスタンダードナンバーが、何曲かでてきます。ぜひ、見て下さい。
あ、でも、隣に座った若い方、居眠りしてました。あぁ、こんな感じかたもあるのかなと、それはそれでいいのかな、と思いました。
この映画の舞台は、ロンドン。で、イギリスのバンドといえばテッド・ヒースのビッグバンドかな、と思いまして、このアルバムにしました。
TED HEATH and HIS MUSIC
“ ALL TIME TOP TWELVE”
LONDON / PS-117
実力あるミュージシャンのゆとりある演奏が、素晴らしい!
聞いていると骨抜き人間になりそう。もう、とろけそう。
“Begin The Beguine ”“Stardust”“ My Blue Heaven” など、美しいスタンダードナンバーを、夢見心地のハーモニーを奏でながら、演奏しています。

【菜種梅雨】
野球WBCが終わりましたね。あまりにドラマチックな展開に、時々夢を見ているようで、大いに感激いたしました。
そして野球が終わったら、菜種梅雨に突入して、雨が続きました。
今回のアルバムは、シカゴが遠く煙っているこのジャケットにしました。シカゴには、菜種梅雨はないよね。
WILBUR WARE “ THE CHICAGO SOUND “
RIVERSIDE / RLP 12-252
ベーシスト、ウィルバー・ウェア唯一のリーダーアルバムです。
シカゴ出身のジョニー・グリフィン、ジョン・ジェンキンスが参加しています。ピアノは、ジュニア・マンス。ジェンキンスのオリジナル“Latin Quarters”のノリの良い演奏は楽しいですよね。
ベーシストの暖かい音に包まれ、テナー、アルトの演奏ものびやかです。

【風の囁き】
テレビ、見ますか?
最近、素敵なコマーシャルを見つけました。エールフランスのコマーシャル。赤く、長〜いドレスのすそ、トレーンをひらめかせて街中を走り抜け、エッフェル塔のてっぺんからそのトレーンをパリの空にはためかせる、という映像。バックに流れる曲が「風の囁き」映画「華麗なる賭け」のテーマソングです。スティーブ・マックイーンとフェイ・ダナウェイの衣裳が、ため息が出るほど素敵でしたね。
で、コマーシャルでは、この曲を女性が歌います。ボーカル、バックのピアノ、オーケストラの透明感ある演奏が素敵です。YouTubeで何度もみてしまいました。
今回のアルバムは、この曲をバド・シャンクが、作曲者ミシェル・ルグランのアレンジで演奏しているこのアルバムです。
ルグランのアレンジ、いいですよ。
BUD SHANK “ WINDMILLS OF YOUR MIND “
WORLD PACIFIC / ST- 20157

【チームワーク】
WBCでの、日本チームの活躍に日本中がワクワクしています。
一人ではできないことを、チーム一丸となって成し遂げていくプレイに感動します。
ジャズのプレイにも、切磋琢磨しながらの素晴らしいチームワークによりでき上がったアルバムが数えきれないほどあります。
今回はメジャーではないけれど、素晴らしい出来上がりのこのアルバムを聴いてみました。
AL TANNER QUINTET “ HAPPINESS IS… takin’ care of NATURAL business… DIG ?!
TOUCHÉ RECORDS / TRLP 100
丁寧なメンバー紹介から始まる、マイナージャズレーベルによる、マイナージャズメンの名演を録音した名盤です。全体的に感じられる荒削りさがまた魅力的。
全6曲中、リーダーでピアニストのAl Tannerのオリジナルが5曲。一曲目のハードバップから、もう凄い衝撃で、ノックアウトされます。
マイナーなメンバーがこれだけのアルバムを作ってしまうのですから、ジャズの世界はホントに恐ろしいです。一度嵌まったら、もうぬけ出せません。気をつけましょう‥
もう、遅いか。

【春眠不覚暁】
良い季節になりました。
我が家の猫さんは、毎日よく眠ります。
猫さんは、いつもよく眠るから、特に季節によって呼び名を変えることもないけれど、とりあえず春なので「春眠」です。
写真、貼り付けました。

【春がきた!】
花粉症の季節が来ました。春が来た!と無邪気に喜んではいられない悲しさ。
このジャケットを見ながら、この人、花粉症じゃないかしら、なんてバカなことを考えてしまいます。
ANNIE ROSS “ THE VOICE OF ANNIE ROSS “
Dee Gee / XP 4010 (EP)
“The Way You Look Tonight”や“Every Time”など、4曲を歌っているアンニー・ロスの7inch盤アルバム。のちにLP盤が出ていますが、ジャケットは圧倒的にこちらがすき。
ピアノは、ブロッサム・ディアリー、バイブはミルト・ジャクソン、そしてパーシー・ヒースのベース、ケニー・クラークのドラムというメンバーです。
ランバート、ヘンドリックス&ロスとしての活躍もあるし、この人の力強く明るい歌声は、とても魅力的です。“Sing A Song With Mulligan”もいいですよね。

【 謎のピアノトリオ 】
ぐっと春めいた日がちらほら現れて、どうやら冬と春のせめぎ合いが始まった模様です。季節は私たちにお構いなく移ろっていきます。
レコード棚から選んだアルバムはこちら。何というかあまり情報もないし、「得体が知れない感」が醸し出されているアルバム。
WILSON LEWES “ THE SHADOW OF YOUR SMILE “
DIPROMAT / D2378
これが、なかなかの出来です。アーマッド・ジャマルのようなそうでないようなピアノが、
映画音楽 “The Shadow Of Your Smile” や “More”、
そのほか “Poinciana” “The Breeze And I”など、良く知られた曲を、ノリ良く演奏していきます。
どこの誰でもいいのです、出来が良ければ。
A面B面、充分楽しませていただきました。

【Windmills Of Your Mind】
2月14日はバレンタインデー。宝石みたいに美しく、そして美味しいチョコレートとの出会いがありますように!
アルバムはバレンタインデーとは、まったく無関係だと思われるこちらを選びました。
MICHAEL LONGO “ FUNKIA “
GROOVE MERCHANT / GM 525
“Windmills Of Your Mind”、“The Last Tango In Paris”と、ドラマチックな映画音楽が二曲も入っていて、バンザイ。
マイケル・ロンゴは、ディジー・ガレスピーに見出されたピアニストだそうです。
このアルバムは、パーカッションが入って、軽快なテンポの演奏を聞かせてくれます。
マービン・ゲイの“What's Going On”の演奏もノリがよく、大好きです。

【春よ来い】
「恵方巻き」の節分が過ぎて、立春。もう、春なんだ!窓を明けて新鮮な外気を、と思っても、寒くて、それに暖房費用も高いし中断。
アルバムだけでもと、オープンなこちらを選びました。
JOHNNY HAMMOND SMITH “ OPEN HOUSE “
RIVERSIDE / RM 482
一曲目は、大好きなセルダン・パウエルの目が覚めるような演奏でスタートするタイトル曲です。いいですねぇ、セルダン・パウエルのダンディなテナーは!いつ聞いても惚れ惚れします。4曲目の映画音楽「クレオパトラ」では、フルートを演奏しています。
アルバムには、ほかにオリジナル三曲に、“I love You ”など三曲のスタンダードナンバーも入っています。トランペットは、サド・ジョーンズ、レイ・バレットのコンガも入って、ノリの良さは抜群です。
こんなハッピーなアルバムを聞きながら、春を待ちましょう。

【スケーティング・イン・セントラルパーク】
ジョン・ルイス作曲の「スケーティング・イン・セントラルパーク」は、素晴らしいジャケットで有名な、ビル・エバンス、ジム・ホールのデュオアルバム、「アンダーカレント」の演奏が好きです。静謐なアルバムのB面にこの曲が入っています。
昔、横浜、野毛にあった古いジャズ喫茶で、雪の降る日のリクエストは、必ずこのアルバムのB面。野毛の本通りをゆっくりと通り過ぎていく車のタイヤチェーンの乾いた音がかすかに響く中で、このアルバムの「スケーティング・イン・セントラルパーク」を聞くのが大好きでした。
小さなストーブにかじりつきながら、誰も来ない店内で聞いていたことを今でも思い出します。
BILL EVANS - JIM HALL “ UNDERCURRENT “
UNITED ARTISTS JAZZ / UAJ 14003

【寒い】
寒い!今頃は、一年で一番寒いころ。厚着をして乗り切りましょう。
ジャケットですが、超薄着の女性が二人見かけられるこちらです。
EDDIE COSTA “ GUYS AND DOLLS LIKE VIBES “
CORAL / CRL 57230
ピアニストでもあるエディ・コスタが、ピアノをビル・エバンスに任せてバイブに専念しているアルバムです。硬質なバイブが、クール!
なぜかエバンスのピアノが、時々コスタ風に聞こえるような‥‥
私の気のせいか?
“If I Were A Bell”など、ミュージカル"Guys And Dolls" の曲を演奏しています。
バイブの演奏に寄り添うようなピアノが心地よく、雰囲気の良いアルバムです

【Send In The Clowns】
年が明けてもう半月。去年の反省をもとに、後悔しない一年に、と思っているのですが‥
ゆっくりと頑張りたいな、と思います。
今回は、このアルバムです。私の大好きな“Send In The Clowns”が入っています。
この曲は、ミュージカルの中で、元夫とやり直したいけれど、やはり時をもどすことはできないんだな、という内容のようで、何があったかは知らないけれど、後悔しないようにしたいものです。
AL VIOLA “ SALUTATIONS F.S. “
PBR international / PBR - 7
フランク・シナトラの歌伴をしていたアル・ヴィオラのアルバムです。
ソロでの録音が多いミュージシャンですが、このアルバムは、トリオ演奏が中心です。
シナトラの歌でお馴染みの曲がずらりとならび、繊細なギターワークが心に沁みるアルバムです。
“Send In The Clowns”のソロ演奏、ジワリときます。
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