横浜市立大学 映画研究部
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横浜市立大学 映画研究部です。
部室で映画見たり、気ままに活動してま?

#横市映研映画レビュー №510 [担当部員:So-ta]
【MEN 同じ顔の男たち(2022)】
〈あらすじ〉
夫ジェームズ(パーパ・エッシードゥ)の死を目の当たりにしたハーパー(ジェシー・バックリー)。心に負った傷を癒やそうとイギリスの田舎町を訪れた彼女は、豪華なカントリーハウスの管理人を務めるジェフリー(ロリー・キニア)の出迎えを受ける。町を散策するハーパーは、少年、牧師、警察官など出会う男たちの顔が、皆ジェフリーと全く同じであることに気がつく。さらに廃トンネルからつけてくる謎の影をはじめとする怪現象や、夫の死のフラッシュバックによって、彼女は追い詰められていく。(シネマトゥデイより引用)
『エクス・マキナ』に『アナイアレイション』とSFを題材に人間という大きなテーマと美しい映像の圧力で観客に訴えかけてくる、個人的に好きな監督のひとり、アレックス・ガーランド監督。彼の最新作は前作とはテイストを変え、美しいのに何故か怖い、美しいけど気持ち悪い、理解を超えた超ホラー映画です。
まず、映像の美しさに圧倒されます。美しい自然と街並みを見てると、「あれ?」とポツンと異質なものがそこにいる恐怖に襲われます。
そして、トンネルは美しいのに怖いという新たな映像体験ができます。遠近感が無くなり、反響する主人公の声が脳に直接届いてくる感覚にうなされていると、またもや「あれ?」と異質なものがポツンとそこに…
ストーリーなんて無いようなもので、映画中ずっと「何を見てんだ?」状態。それでも惹きつけられる何かがずっとあるんですよね。様々な解釈ができる映画だから、色んな人の解釈を聞いてみたいです。
アレックス・ガーランド作品では個人的にトップですが、あんまり万人にはオススメは出来ないような映画です。『イット・フォローズ』に似てるなと鑑賞中思ってたので、『イット・フォローズ』が好きな人には本作をオススメします。
2022/12/09 公開
#アレックスガーランド #ジェシーバックリー #ロリーキニア #エクスマキナ #アナイアレイション

#横市映研映画レビュー №509 [担当部員:So-ta]
【マッドゴッド(2022)】
〈あらすじ〉
人類最後の男の命令により、地底に派遣されたアサシン。そこは荒廃した暗黒世界が広がっており、グロテスクな化け物たちが存在していた。(シネマトゥデイより引用)
『スター・ウォーズ』に『ロボコップ』、『ジュラシック・パーク』と数々の名作のSFXを担当してきたSFXの神、フィル・ティペット。彼が作ったのは構想30年の地獄を体験させるストップモーション映画。
ホントに地獄で、ダンテの神曲の映像化、悪夢版『落下の王国』、『2001年 地獄の旅』、『JUNK HEAD』と『メイドインアビス』を闇鍋に混ぜてカートリッジ状態にした中身を探検するような救いの無さです。なのに、画作りメッチャカッコイイし、アナログのSFXがメッチャ上手いし、見ながら「キメェ…うまっ!キメェ…うまっ!」の繰り返し笑。
生物が生物を殺し、そのまた大きい生物が生物を食い、その生物の糞尿をそのまた大きい生物が食べて、新たな生物を産むという狂気の食物連鎖、ただキモいだけの映像だと思ったら、時計が象徴として出て来たり、地獄の中に彼が昔担当した映画のキャラがいたりとなかなか作家性が強い映画にも感じました。
2022/12/02 公開
#マッドゴッド #フィル・ティペット #ストップモーション #スターウォーズ #ロボコップ #ジュラシックパーク #ゴーモーション

#横市映研映画レビュー №507 [担当部員:So-ta]
【THE FIRST SLAM DUNK(2022)】
〈あらすじ〉
バスケットボールに青春をささげる高校生たちの人間的成長を描いた、井上雄彦の人気コミックを映画化したアニメーション。監督と脚本を原作者の井上自身が担当する。(シネマトゥデイより引用)
「スラムダンクが映画化!?しかも井上雄彦が監督脚本!?」と驚いた去年からはや公開となりました。結論から言うと今年1番のベスト!私のバイブルである『SLAM DUNK』を素晴らしい映像作品として楽しめたのが嬉しくて仕方ない。
主人公を宮城リョータに置き(ザ・ファーストってそういう意味か!)、新たな視点で描くのは原作のラストにして最高の試合山王戦。もうopからトリハダ、まるで本当に試合会場にいるかのような臨場感だった。オリジナル脚本の乾いた映画らしいストーリーと山王戦の血肉沸き立つ熱いストーリーがいい感じに混ざって見やすい映画になってた。
今作の山王戦、漫画よりかなり試合の展開と台詞が省かれています。原作の山王戦は31巻続いた連載の最終試合、そこまでの伏線の回収がたくさんありました。しかし、今作はあくまで『SLAM DUNK』を初めて見た人でも見られるように必要な台詞のみが選ばれていました。そして、原作の魅力のひとつであるギャグシーンも上手く映像化されていました。コマで分けられる試合とギャグのシーンを同じ画に収めることで、知ってる人はそこで花道が喋ってる台詞が脳内再生されるようになってる。井上雄彦が行ったこれらの取捨選択は「リアルなバスケットボールの試合を撮る」これに帰着します。下手なりに10年ほどバスケをやってきましたが、ここまでリアルなバスケットボールの映像作品を見たことがありません。あの時間の流れる感覚は見てるだけで手汗が出るほど緊張してしまいます。
そんな「リアルなバスケットボール」を可能にしたのが、前評判で悪かった3DCGアニメーションを使ったこと。私はこの技術こそ、この作品の成功の理由だと考えます。まず、質感。バスケットボールのゴムや皮の手触り感、ユニフォームのテロテロ感、走るときに散る砂に揺れるサトウキビ畑、これらの質感が圧倒的に再現されている。多分、この絵のタッチでの再現だと世界一の技術。そして、体の動きに合わせた汗や服の動き。決して規則的に動かないものを計算された動きでしっかり再現されていました。特に安西先生のタプタプが見れたから良し!笑
自身が初めて読んだ漫画だし、バスケやってたから、「そりゃ褒めるやん」って思うと思いますが、逆に知ってるからこその凄さがこの映画からはビンビン伝わってくるんです。思い出補正じゃなくて、『SLAM DUNK』に影響されてバスケを始めた人たちが、知識がたまって大人になったからこそ分かるみたいな!笑
いやー、良かったなぁ。もう一回行こう
2022/12/03 公開
#スラムダンク #井上雄彦 #宮城リョータ #三井寿 #赤木剛憲 #流川楓 #桜木花道 #安西先生 #彩子 #木暮 #赤木晴子 #湘北 #山王

#横市映研映画レビュー №506
[担当部員:もぐりん]
【ブラックアダム(2022)】
~あらすじ~
5,000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、ブラックアダムの力はわが子の命と引き換えに得られたものだった。息子を奪われた彼は復讐(ふくしゅう)のため現代の地球で暴れ回り、強大な力を使って破壊行為を繰り返していた。そんな振る舞いを見かね、世界の平和を守るスーパーヒーロー軍団JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が立ち上がる。
(シネマトゥデイより引用)
「スーパーヒーローは産業になるんだよ!」
少年の話を少しず~つ吹き抜け降りながら聞くドウェインは子ども好きなのが伺えた笑
ジャスティス・リーグの下部組織のようなJSAの面々は、どこか見たことある人たちばかりながら個性が強くてよかった。
能力はアントマン、顔はデッドプール、性格はスパイダーマンのアトム・スマッシャー。吹替も榎木淳弥だ笑
能力はストームとアイアンハート、顔が可愛すぎるサイクロン。
喧嘩っ早い、ほぼファルコンのホークマン。
ミラーディメンションもどきと影分身が得意なドクター・ストレンジ・フェイト。
そして、スーパーマン×フラッシュのブラックアダム。
ウォラーは表も裏も指揮するニック・フューリーですね。
DCは神話感が強くて、画作りもそんな感じ。特にスローモーションのシーン。
カーンダックは特殊な鉱石が採れるという設定。ワカンダみたいだ。その鉱石が弱点なのはスーパーマンのクリプトナイトと同じ。
ポスクレでスーパーマン出てきたのも、光と闇のスーパーマンが対峙しててよき。
「ピースメイカー」で深掘りされたハーコートも出てきてくれた。今あんなとこで働いてんだ笑 めちゃめちゃ封印されてたけど、今後出てくるんでしょうか…
2022/12/2 公開
#おすすめ映画 #オススメ映画 #映画紹介 #映画記録 #映画鑑賞記録 #映画備忘録 #映画メモ #映画レビュー #映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい #洋画好きと繋がりたい #洋画好きな人と繋がりたい #映画鑑賞 #映画垢 #ブラックアダム #ドウェインジョンソン #ピアースブロスナン #ドクターフェイト #ホークマン #サイクロン #アトムスマッシャー #榎木淳弥 #楠大典 #アメコミ #アメコミ映画 #アクション映画

#横市映研映画レビュー №505 [担当部員:So-ta]
【20世紀のキミ(2022)】
〈あらすじ〉
高校生の時の初恋相手との甘く切ない思い出を、大人になった主人公ボラが振り返る。学生時代のボラを「太陽を抱く月」のキム・ユジョン、成人した彼女を「トンイ」のハン・ ヒョジュが演じる。(Netflixより引用)
1999年、学校一の人気者に片思いする親友のため、彼の行動を観察することになった優しいボラ。でもその作戦が、次第に思わぬ方向に転がっていく。
いやーベタです。しかも、いつの時代のベタですか!昭和の少女漫画雑誌に載ってそうなくらいベタ。でも、これが観客へのノスタルジックを誘うギミックになってます。な~んとなく観てたんだけど、ポケベルや怖い生徒指導の先生などの懐かしさの記号が、後半で一気に映画の意味として回収されるのはトリハダだった。
タイトルの『20世紀のキミ』これが上手く作中に関わってきます。ポケベルはラインへ、ブラインドデートはマッチングアプリへ、レンタルビデオ屋はストリーミングまさにNetflixへ、そんな時代と恋愛の移り変わりを、21世紀のボラが20世紀の自分を回想することで演出しています。「あの時こんな恋愛ドラマでときめいていた私、元気ですか?」そんなメッセージが映画から伝わってきます。
2022/10/21 Netflixより配信開始
#20世紀のキミ #20세기소녀 #パンウリ #キムユジョン #ピョンウソク #パクジョンウ #김유정

#横市映研映画レビュー №505 [担当部員:So-ta]
【ザッハトルテ(2022)】
〈あらすじ〉
カールはウィーンから来た美女ニニと出会い、 運 命の相手だと確信する。 しかし不運にも彼女の電 話番号が分からなくなり、 唯一の手がかりは彼女 が毎年カフェ・ザッハーで3時に誕生祝をするこ とだけ。 ニニに夢中なカールはベルリンからウィ ーンへ引っ越し、 毎日カフェ・ザッハーで彼女を 待つ。(Amazon Prime Videoより引用)
キュートな王道ラブコメだ!
クリスマス映画の定番になっていいほど、良い映画だった。男のカールの方がロマンチストで出会う女性たちの方がみんなリアリストなのが面白い。
ドイツのラブコメなんて初めてでしたが良いですね。何かバカのなり方が凄く丁寧に描かれるとこに共感できる。
それにしても、今年はAmazon Originalの映画が中々の豊作だったように思えます。クオリティも高くなっているのを感じます。来年辺りには本年ベストの映画がAmazon Originalなんてことがあっても不思議じゃないです。
2022/11/18 Amazon Prime Videoより配信開始
#ザッハトルテ video

#横市映研映画レビュー №503 [担当部員:So-ta]
【魔法にかけられて2(2022)】
〈あらすじ〉
ハッピーエンドから15年後、ニューヨーク郊外で迎えた新生活で憂鬱な日々を送っていたジゼルは、“永遠の幸せ”を願い魔法をかけたが、誤って街全体をおとぎの世界にしてしまった。(ディズニープラスより引用)
前作から15年、まさかの続編にワクワクが止まりませんでしたが、まさかの予告で予想していた期待していた通りのストーリーでした。そして、御年48歳とは思えないエイミー・アダムスのキュートさとキレキレのダンスに高い歌声。15年も経ったのにあの頃と変わらないジゼルがいるのは、前作のファンの人には感動的ではないでしょうか。
最初は『ワンダビジョン』かな?と思ったら、『ハリーポッター』始まったやん!ってなって、ラストは『私ときどきレッサーパンダ』かと話の振り幅が大きくて飽きずに見れた。
前作同様溢れんばかりのディズニープリンセスのオマージュ。ディズニー好きにとっては見ているだけでイースターエッグだらけの映画です。そして、あのディズニーのあるあるをお話のプロットに入れてしまうのは予想出来なかった。
15年前までは魔法の世界が現実に来たらだったけど、現在はもう現実捨てて魔法の世界だ!と世界の流れの悪さを感じてしまいます。最近ディズニー界隈で多い、母親の問題に娘が向き合うテーマを使い、昨今のディズニーの主役でもあるエルサ役のイディナ・メンゼルが愛を歌い上げる。まさに2010年代のディズニー総まとめのような映画でした!
しかし、テーマとストーリーの関係性がどうしても弱い。まだ、魔法の世界が歌と踊りでどうにかなるだけならいいんだけど。結構大事な現実の問題すらも歌を歌えば解決してしまうのは駄目じゃないかな?個人的にはそこもきちんと向き合わないと、映画序盤の主人公たちの葛藤が馬鹿馬鹿しく見えてしまう。
2022/11/18 ディズニー+より配信開始
#魔法にかけられて2 #魔法にかけられて #アダムシャンクマン #ガブリエラバルダッチノ #エイミーアダムス #パトリックデンプシー #ジェームズマースデン #イディナメンゼル #マーヤルドルフ #ディズニー #ディズニープラス + #ディズニープリンセス #ワンダビジョン #私ときどきレッサーパンダ

#横市映研映画レビュー №498
[担当部員:もぐりん]
【バッドガイズ(2022)】
~あらすじ~
スリの天才でリーダーのミスター・ウルフ率いる怪盗集団「バッドガイズ」は、これまで次々と盗みを成功させてきた。金庫破りのスネーク、変装名人シャーク、怪力ピラニア、そして天才ハッカーのタランチュラらは、伝説のお宝である「黄金のイルカ」を狙う。彼らは国立美術館で催されるパーティーへの潜入に成功するものの、お宝強奪まであと一歩のところで失敗して逮捕されてしまう。
(シネマトゥデイより引用)
Twitterで、「ルパン三世」や『オーシャンズ11』など、クライムアクション好きにオススメされており、気になって観に行きました。
これは、今年のトップ10入りだ…!『2 ガンズ』やタランティーノを感じるオープニングの時点で確信しました。そこから流れるようなルパン三世アクション、ダニー・オーシャンへの言及、そしてモルカー。
吹替版が基本的に上映されていますが、ディズニーと比べて、フォントや台詞回しが完璧。素晴らしかったです。原語版ではウルフをサム・ロックウェルが演じているので、そちらも観てみたい!
日本語版では、スネークをTEAM NACSの安田顕が演じていますが、上手い!いい枯れ具合でした。
警官の「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」というかけ声や、大量のパトカーとのカーチェイス、出所シーンなど、所々『ブルースブラザース』からのオマージュもあって、個人的に嬉しかった。
アニメーションの利点を活かしまくった傑作です。『シュレック』以降、イルミネーションに押され気味だったドリームワークス、まだまだやれます。
2022/10/7 公開
#おすすめ映画 #オススメ映画 #映画紹介 #映画記録 #映画鑑賞記録 #映画備忘録 #映画メモ #映画レビュー #映画鑑賞 #映画垢 #ドリームワークス #バッドガイズ #安田顕 #サムロックウェル #尾上松也 #ファーストサマーウイカ #長田庄平 #河合郁人 #甲斐田裕子 #山口勝平

#横市映研映画レビュー №497
[担当部員:もぐりん]
【四畳半タイムマシンブルース(2022)】
~あらすじ~
ある夏の日、大学生の「私」が暮らす京都・左京区のぼろアパート「下鴨幽水荘」で唯一のエアコンが使えなくなる。悪友の小津が昨晩リモコンを水没させてしまったのだ。「私」が後輩の明石さんと対策を相談していると見知らぬ男子学生・田村が現れ、彼は25年後の未来からタイムマシンでやって来たと語る。そこで「私」はタイムマシンで昨日に戻り、壊れる前のリモコンを取ってくることを思いつく。しかし、気ままな小津たちが勝手に過去を改変してしまう。
(シネマトゥデイより引用)
原作が発売されてからワクワクして待っていたアニメ化。よかった…!
テンポのいいアニメーションで相島先輩が化けたのが印象的。
個人的には師匠と羽貫さんの関係性がグッと来ました。あの二人が一番ロマンスしてる笑
タイムマシンの説明の時、アミダくじで様々なタイムマシンを見ることができますが、その中には、『サマータイムマシンブルース』に出てきたあのタイムマシンや、イギリスドラマ「ドクター・フー」の電話ボックスなども…
未来の下鴨幽水荘の住人として、ヨーロッパ企画の面々が登場したのは嬉しい演出。上田さん演技できるじゃん!『サマータイムマシンブルース』から、田村くんを続投する本多力さんは、過去の森見登美彦作品のアニメにも出演していたり。
恒例のASIAN KUNG-HU GENERATION主題歌も、ノスタルジー溢れる楽曲でリピートしまくりです。MVがまた面白く、樋口師匠の再限度を一度見てほしい!!
ディズニープラスで配信限定エピソードもあるそうですが、劇場版だけでもしっかり完結するので、そこから四畳半ユニバースに入るのもいいものですよ。まずはTVアニメ「四畳半神話大系」を。その次に、『サマータイムマシンブルース』を。その後『夜は短し歩けよ乙女』に進むべし。
残念なのは、グッズの生産が少なすぎたこと。転売されまくってます。受注生産してくれませんかね~
3週間限定上映で、今週が最終週なので、まだ観ていない方は今すぐ映画館へ!
2022/9/30 公開
#おすすめ映画 #オススメ映画 #映画紹介 #映画記録 #映画鑑賞記録 #映画備忘録 #映画メモ #映画レビュー #映画鑑賞 #映画垢 #四畳半タイムマシンブルース #サマータイムマシンブルース #四畳半神話大系 #森見登美彦 #上田誠 #中村祐介 #ヨーロッパ企画 #浅沼晋太郎 #坂本真綾 #吉野裕行 #中井和哉 #藤原啓治 #甲斐田裕子 #アニメーション映画 #アニメ映画 #ディズニープラス #映画館 #もちぐま

#横市映研映画レビュー №496 [担当部員:So-ta]
【マイ・ブロークン・マリコ(2022)】
〈あらすじ〉
気の晴れない日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことをテレビのニュースで知る。マリコは子供のころから実の父親(尾美としのり)にひどい虐待を受けており、そんな親友の魂を救いたいと、シイノはマリコの遺骨を奪うことを決断。マリコの実家を訪ね、遺骨を奪い逃走したシイノは、親友との思い出を胸に旅に出る。(シネマトゥデイより引用)
漫画原作ということで、漫画的なセリフが多く、キャラも凄くアニメ感があって、あまり映画的な演出が無かったのが残念だった。虐待や自殺とかなり重いテーマを扱っている分、主人公のシリアスな部分とおっちょこちょいな部分が行ったり来たりするので、あまり物語にのめり込め無かった。
原作も買って読みましたが、映画では分からなかった細部の情報が乗っていて、逆に映画で追加されたシーンは原作の補間とシイノの人間らしい一面が映されててとても良かったと思います。
その追加されたシーンは主に食事。どんな人間でも生きてれば腹が減る、このシーンはシイノのシリアスな感じとオテンバな感じが両方出てて、面白いんだけど感動する非常に人間的な素晴らしい追加シーンだったと思います。
2022/09/30 公開
#マイブロークンマリコ #タナダユキ #永野芽郁 #奈緒 #平庫ワカ

#横市映研映画レビュー №495 [担当部員:So-ta]
【ベスト・フレンズ・エクソシズム(2022)】
〈あらすじ〉
1988年を舞台にした、 ダークでユーモアあふれ るホラー・スリラー作品。 ティーンエージャーの アビー (エルシー・フィッシャー)とグレッチェン (アマイアミラー)は親友同士。 2人はグレッチ ェンの体を乗っ取った別世界の悪魔と闘う。 サスペンス・コメディ(Amazon Prime videoより引用)
悪魔に取り憑かれた友達を救う。青春エクソシスト
クリストファー・ランドンも製作に関わっていることで、ホラーというよりはポップな学園モノになってる。取り憑かれた親友によって孤立していく主人公、このあたりの辛さはどんなホラーよりも怖い。
ただ、肝心のエクソシズムが『事故物件』と同じノリ。これはキツイかった。
2022/09/30 amazon prime videoより配信開始
#ベストフレンズエクソシズム #デイモントーマス #クリストファーランドン #エルシーフィッシャー #アミアミラー #エクソシスト

#横市映研映画レビュー №494 [担当部員:So-ta]
【LAMB ラム(2022)】
〈あらすじ〉
アイスランドの山間で羊飼いをしている夫婦・イングヴァルとマリア(ノオミ・ラパス)。ある日、出産した羊から羊ではない何かが生まれ、二人はその存在を“アダ”と名付けて育てることにする。子供を亡くしていた二人にとって、アダとの生活はこの上ない幸せに満ちていたが、やがて夫婦は破滅への道をたどることになる。(シネマトゥデイより引用)
アイスランドの山岳地、広大な自然とかわいい羊たち。そこで暮らす羊飼いの夫婦の元へ生まれた新しい子羊は…
まずロケ地がいい!高く聳え立つ山々と地平線の果まで続く草原は見ているだけで、海外旅行している気分になる。そして、かわいい羊たちはマザー牧場1回分もこの映画で堪能できる。
そして、アダ(禁断)が生まれてからこの映画は怖がればいいのか、笑えばいいのか分からない狂気へと足を踏み入れていく。まるで、まどマギのキュウべぇのような怖さとかわいさを持つアダには何もと言えない感情が常につきまとう。
主人公の妻の名前はマリアで羊の名前はアダ、キリスト教的な母親の話になっているのは明らか。この物語のとんでもない着地には狂気しかない。
取り敢えずあの映画館の地獄の空気を味わって欲しい。
2022/09/23 公開
#ラム #ヴァルディミールヨハンソン #ナオミラパス #羊 #アイスランド #アダ #マリア

#横市映研映画レビュー №493 [担当部員:So-ta]
【秘密の森の、その向こう(2022)】
〈あらすじ〉
8歳のネリー(ジョゼフィーヌ・サンス)は、森の中に立つ祖母の家を両親と共に訪れる。亡くなった祖母の家を整理することになったものの、母は少女時代の思い出が詰まった家にいることに耐えかねて出て行ってしまう。残されたネリーは、母が昔遊んだ森を探索するうちに、マリオン(ガブリエル・サンス)という母と同じ名前を名乗る8歳の少女と出会う。(シネマトゥデイより引用)
『燃ゆる女の肖像』セリーヌ・シアマ監督最新作。祖母を亡くした少女が森で出会ったのは同い年の母親。
喪失と回復の物語をジブリのようなファンタジーな世界観で描く。70分弱という短い映画だけど内容は凄く濃い。1500円払って映画館で見る必要は無いけど、サブスクにあるなら一度は見ておきたい作品。
それにしても、フランスのリアルおままごとのクオリティーが高すぎる
2022/09/23 公開
#秘密の森の、その向こう #秘密の森のその向こう #セリーヌシアマ #フランス

#横市映研映画レビュー №492 [担当部員:So-ta]
【アテナ(2022)】
〈あらすじ〉
ひとりの少年が殺害された悲しい事件をきっかけに、激しい 戦いの舞台と化したアテナ団地。 その争いの渦中には、被害 者である少年の兄たちがいた。(Netflixより引用)
これは凄い!アバンタイトルの11分のワンカットで一気に惹き込まれた。ドキュメンタリー調の長回しから、一気に広がる広大な団地。そして、タイトルどーん!そこで繰り広げられる混沌にこちらも巻き込まれてしまう。「えっ、このカメラどこに存在してるの!?」と思わされるカメラワークは必見。
ストーリーは警察が子供を殴り殺した映像によって勃発する暴徒化したアテナ団地の若者たちvs警察の内戦。フランス情勢には疎いのですが、主役を兄弟にしたことで感情移入できるストーリーになってます。そして、見終わった後に押し寄せてくる言葉にできない淀み。今年ベスト級の映画ではないでしょうか。
私個人のベストシーンは警察を取り囲むシーンですね。暴徒たちの武器がロケット花火なので、救いのない暴力の渦の真ん中なのに映像がとにかく綺麗で美しい。この美しい残酷さに心を打たれてしまいました。
2022/09/23 Netflixにて配信開始
#アテナ #ロマンガヴラス Gavras #フランス

#横市映研映画レビュー №491 [担当部員:So-ta]
【アバター ジェームズ・キャメロン 3D リマスター(2022)】
〈あらすじ〉
22世紀、希少鉱物を求めた人類は地球から遠く離れたパンドラで〈アバター・プロジェクト〉に着手していた。“ナヴィ”と呼ばれるこの星の種族と人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を操作員の意識で操ることで、人に有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘する。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、〈アバター〉を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく……。(20centurystudios.jp より引用)
試写会にて鑑賞させていただきました。
公開当時私は8歳、まだ大作を映画館で見る歳では無かったですが、TVなどで何回も見たアバター。この作品を映画館で、しかも3Dで見れたことに感謝です。
初めて3Dで鑑賞したアバター。3D映画は少しゲームみたいになってしまうので苦手なのですが、明らかに体験の領域に達した映像表現は凄かった。飛び出すだけが3Dじゃないんだよね。奥行きが大事で飛び出してくるのは私達が触れたいと思うものだけなのが最高だった。dolbyで見たので映像はヌルヌル、音響は轟音これはdolby案件です。
13年後でも言えるけど、この映画が映像体験として世界最高の映画だ!逆に13年間この映画を超える映像が世に出てない不安があるけど…いやウェイ・オブ・ウォーターがあるじゃないか!
2022/09/23 公開
#アバター #ジェームズキャメロン #アバター初体験 #アバ体験

#横市映研映画レビュー №489
[担当部員:もぐりん]
【スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(2022)】
~あらすじ~
スパイダーマンの正体がピーター・パーカー(トム・ホランド)だという記憶を世界から消すため、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)はある呪文を唱えるが、それがドック・オク(アルフレッド・モリナ)らヴィランたちを呼び寄せてしまう。ヴィランの攻撃によって、ピーターのみならず恋人のMJ(ゼンデイヤ)らピーターの大切な人たちにも危険が及ぶ。
(シネマトゥデイより引用)
全国でたった5館、都内で1館、しかも池袋。ひでえことしやがる。
未公開映像をDVDやBlu-rayの特典につけず、こういった形で上映することで興行収入という数字を増やすやり方は大っ嫌いなので、ちょっと複雑な気分笑
未公開映像を本編に繋げて観ると少し冗長というか、こういう風になるんだな〜、と貴重な経験にもなったので、マイナスなことばかりではないですが、個人的に収支はマイナスですよ。
VFXが多く使われるシーンはわざわざ追加されないだろうなと思っていたら、案の定追加された大半は会話シーン。でも観る価値はありました。事前にニュースなどで言われていたエレベーターのシーンやハッピーとマードックのシーンももちろんあり、劇場公開時ではポストクレジットシーンは『ドクター・ストレンジ:MoM』の予告でしたが、今回は完全新規映像。しかも、結構本編を補完してる…!
あと思ったのは、ピーター2(トビー・マグワイア)のセリフからして、『スパイダーマン3』の後、他にも宇宙生命体と闘ってない?アンドリューとトビーの「やり直したい」「今がその時」という会話は本編にも入れてほしかった〜
やはり全体的に間伸びした感はありますが、こっちのバージョンの方がテーマやシーンの繋がりは自然だった気がしました。
2022/9/9 公開
#おすすめ映画 #オススメ映画 #映画紹介 #映画記録 #映画鑑賞記録 #映画備忘録 #映画メモ #映画レビュー #映画好きと繋がりたい #洋画好きと繋がりたい #映画鑑賞 #映画垢 #スパイダーマン #トムホランド #アンドリューガーフィールド #トビーマグワイア #ゼンデイヤ #マーベル #ベネディクトカンバーバッチ #ドクターストレンジ #ウィレムデフォー #アルフレッドモリーナ #ジェイミーフォックス #ノーウェイホーム #大いなる力には大いなる責任が伴う #スタンリー #ジョンファブロー

#横市映研映画レビュー №488
[担当部員:もぐりん]
【ブレット・トレイン(2022)】
~あらすじ~
あるブリーフケースを盗むよう謎の女性から指令を受け、東京発京都行の高速列車に乗り込んだ殺し屋・レディバグ(ブラッド・ピット)。ブリーフケースを奪って降りるだけの簡単な任務のはずだったが、疾走する車内で次々に殺し屋たちと遭遇してしまう。襲い掛かってくる彼らと訳も分からぬまま死闘を繰り広げる中、次第に殺し屋たちとの過去の因縁が浮かび上がってくる。
(シネマトゥデイより引用)
予告で今年指折りに楽しみだったデタラメ日本のアクション映画。蓋を開けたら味付けが濃すぎて食傷気味ながら、よく立ったキャラクターたちのおかげで楽しめました。
前半のガイ・リッチーやタランティーノ感のまま最後まで行ってくれた方が好みだったかな~
ブラピは米原で降りれた。絶対。
ホワイト・デス役の人どこかで見覚えがあると思ったら、ゾッド将軍だ。
監督とブラピのコネで出てくるカメオに一番笑ったかもしれない。
ミカン(タンジェリン)役のアーロン、バチクソカッコよかった。あの双子のスピンオフやってほしいくらい。
2022/9/1 公開
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#横市映研映画レビュー №487 [担当部員:たけ]
【この子は邪悪(2022)】
〈あらすじ〉
心理療法室の院長である窪司朗(玉木宏)の家族は以前交通事故に遭い、娘の花(南沙良)は心に傷を抱えていた。司朗の足には後遺症が残り、妻(桜井ユキ)は昏睡(こんすい)状態で、花の妹は顔に重度のやけどを負っていた。そこに、自身の母の心神喪失の原因を探る高校生の四井純(大西流星)が花のもとを訪れ、二人は親しくなっていく。そんなある日、5年間の昏睡(こんすい)状態から突然目覚めた花の母を司朗が家に連れて帰る。
一家の謎を描いたサスペンス映画、『この子は邪悪』。主演は南沙良、他にも玉木宏やジャニーズの大西流星という方が出演しています。
面白いです。タイトルと、映画予告が本当に秀逸だったと思います。内容が完全に隠されていて予想できないし、本当にいい感じのミスリードになっています。
予告見るとホラーのような印象を受けますが実際そのようなシーンはあまりなく、どちらかと言うと怖いより不気味なシーンが多いのでまあまあ見やすいと思います。
ジャニーズの人が映画に出ているので、同世代の映画全く興味無いような女の子が沢山席に座っていましたが、その子たちを絶望させるような最初のキモキモシーンは最高です。
また、ケージに入れられた大量のウサギ、4人家族、仮面などから『アス』をめちゃくちゃ感じました。でそれに基づいた結末を見ている時に考えたのですが全く違かったので多分全然関係ないです。
主演の女の子が可愛かったです。育ちが良く、服装がとてもオシャレだったので毎回見てました。あと玉木宏、こんな声だったっけ?って何回もなりました。
多分邦画であるが故にあんまり評価されないんだろうなーって作品です。是非劇場で、どの子が邪悪なのかを確かめてください。
2022/09/01 公開

#横市映研映画レビュー №484 [担当部員:So-ta]
【NOPE ノープラン(2022)】
〈あらすじ〉
田舎町に暮らし、広大な牧場を経営する一家。家業を放って町に繰り出す妹にあきれる長男が父親と会話をしていると、突然空から異物が降り注ぎ、止んだときには父親は亡くなっていた。死の直前、父親が雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目にしていたと兄は妹に話し、彼らはその飛行物体の動画を公開しようと思いつく。撮影技術者に声を掛けてカメラに収めようとするが、想像もしていなかった事態が彼らに降りかかる。(シネマトゥデイより引用)
まず、私の歴代ジョーダン・ピール監督作の解釈は
ゲット・アウト=人種のステレオタイプ問題(黒人は足速い、日本人は礼儀正しいなど)を扱ったホラー
アス=人が生まれた時から決まる人種的貧困問題、声をあげれない名もなき者たちのドッペルゲンガーによる選ばれた側への復讐として描いたホラー
と言ったところかな。
そして、今作のノープはカメラで映す撮影そのものの加害性、しかし、スペクタクルの撮影を求める決して逃げれない人々の欲求を描いたSFホラーがお話の主軸。そこにもう一つ、ジュープやゴーディ、黒人騎手ような、ハリウッドでエンタメとして消費されてしまったが、何者にもされなかった弱者たちの反抗の物語が入ってくる。長々と話したけど、全体的に見ると大SFストーリーと家族の物語として落ち着いてました。2時間半夢中で見れるんだけど、終わった後にUFOのような「とんでもないものを見てしまった」モヤモヤが残る映画になってます。
本題の目を見てはいけないの説明は映画の最初でラッキーが蹴りを入れたのと同じ。動物をエンタメで消費することへの抵抗。この映画は撮るものと撮られるものの対立構造になってる。
cmを撮る人と撮られる馬
UFOを撮る人と撮られるUFO
最初のcm撮影でOJが目を合わせるなって言ってたように、生物は基本目を合わせてはいけない!
もう一つ、目を合わせるとカメラで撮影する行為をイコールと考える。その時点で生物からすると襲われていると同意になり、反撃される対象となってしまう。人間は生物を撮影するのを当たり前と思ってるけど、そこには加虐性があるというテーマがこの映画にあるんじゃないかな?人々が凄いものを見たい!という欲求には被写体をモノとして扱うという搾取が成り立つ。それが主人公たちに牙をむくのが『NOPE』です。
私はIMAXで鑑賞しましたが、視覚的にもメタ的にも、是非IMAXで見てほしいです。この映画の予告を見て、「早く見たい!」と思っただけで私たちはすでにこの映画の主人公。是非大切な人と見に行って欲しいです。そして、終劇し電気がついたら、隣のいる大切な人と目を合わせて「なんじゃこりゃ」と思ってみてはいかがでしょうか。
2022/08/26 公開
#ノープ #ジョーダンピール #ダニエルカルーヤ #キキパーマー #スティーヴンユァン
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