Tisser

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月日が育てたシャンパーニュの“古酒“を中心とした
コレクターズショップ

23/12/2021

【Facebookアカウント統合のお知らせ】
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・瀬戸内リトリート青凪

18/12/2021

【シャンパーニュ地方ブドウ畑の格付け】
シャンパーニュ地方では1845年にクリュ(Cru)が認められ、シャンパーニュの格付けはエシェル・デ・クリュ(Échelle des Crus)と呼ばれました。この格付けは村単位で与えられ、80~100%で分けられています。このパーセンテージはブドウの取引価格を表したもので、100%に格付けされた最高のブドウを収穫した村のブドウの取引価格を1,000円とした場合、90%の村のブドウの取引価格は900円で、80%の村のブドウを800円で取引するというシステムでした。
格付け100%(グラン・クリュ、Grand Cru)は当初は12の村に与えられ、1985年に5つの村が追加されました。しかしながら1919年に導入されたこの制度は、EUによって自由競争を阻害するものとして1999年に禁止され、このシステムは公式には存在しなくなりました。

11/12/2021

【「ブショネ」とは】
コルク臭(フランス語)を意味します。コルク臭の表現としては、水で濡らした段ボールや塩素、濡れた雑巾の臭いなどといいますが、濡れたブロック塀のにおいだと感じています。

シャンパーニュの栓は天然のコルクからできており、中にはコルクがバクテリアなどの細菌に汚染されている事があります。コルクを洗浄する際に用いられる塩素系消毒剤とバクテリアが化学変化を起こすことで、ブショネ(トリクロロアニソルの発生)が起こると言われています。

ブショネについては残念ながらコルク不良による劣化なので、何をしても味を回復させることはできません。この場合はワインとコルクとレシートを捨てずに購入されたお店などに問い合わせて、交換してもらうなどの相談をするのがベストです。

04/12/2021

【進水式とシャンパーニュ】
船の初出航を祝う、進水式。その中で洗礼の意味も込め、シャンパーニュを船に投げつけます。かのタイタニック号はこの進水式をしなかったことで沈没したのではと噂もあるほど、進水式は大切な儀式とされています。
この進水式は昔から行われ、かつては生贄を捧げていた時代もありました。そこから赤ワインに代わり、白ワイン、シャンパーニュへと変化してきたようです。白ワインで行われることもあるようですが、お祝い事であるためにシャンパーニュが選ばれることが多くなりました。

27/11/2021

【RMとNMの違い】
RMとNMという言葉を聞いたことがあると思います。
NMとはネゴシアン・マニュピランの略で、ブドウの一部、もしくは全てをブドウ栽培農家から購入して製造するメゾンのことです。RMはレコルタン マニピュランの略で、ブドウ栽培から醸造まで自社で一貫して行う栽培醸造家のことを指します。

有名シャンパーニュの多くはNMですが、個性が出やすいのはRMのシャンパーニュです。ぜひご自身のお好みをがどちらなのか、飲み比べてみてくださいね。

20/11/2021

【酸化による劣化】
シャンパーニュは数年から数十年寝かせることができますが、これはあくまで抜栓前のシャンパーニュの話です。抜栓後のシャンパーニュは急激な酸化による劣化がおこるため、コルク栓をあけたらストッパーをして冷蔵庫に保存して3日くらいで飲むのがお勧めです。その後はどんどん香りが消えていき、味も酸味や渋みが強く感じられたり、味そのものがうっすらとしたりして損なわれていきます。

13/11/2021

【海底に沈んでいたシャンパン】
2010年8月にフィンランド沖の海底に沈んでいた難破船から、168本のシャンパーニュが発見されました。『Juglar』と『ヴーヴ・クリコ』のものだとされ、そのうちヴーヴ・クリコは1830年代前半のノン・ヴィンテージであると専門家によって確認されたことで、180年ほど海底に眠っていたことがわかりました。

テイスティングが行われ、非常に生き生きとしてフレッシュ、甘口で輝く黄金色、蜂蜜の香りとともにトーストや農場のような香りがすると評されました。現場にはまだいくつかのシャンパーニュが眠っているようですが、その難破船の沈んでいる場所は秘密にされています。

06/11/2021

【酸素はワインにとって欠かせないパートナー!】
シャンパーニュは酸素に触れることで、変化、成長、熟成します。ボトルの中のわずかな隙間にある酸素に触れていることで、ゆっくりと酸化し熟成していきます。

シャンパーニュの中にはボトルを開けてグラスに注いだ段階では、まだ本来のポテンシャルが十分発揮されないものもあります。中には保存時に冷やしすぎてしまっていて香りが閉じてしまうことも。そんな時は少し大きなグラスに注ぐことで、硬い風味がまろやかに変化することがあります。これはシャンパーニュにとって良い酸化です。

しかしながら、シャンパーニュにとって好ましくない酸化もあります。保存時にコルクや栓の不具合で、ボトル内に空気が入り酸化する場合。長時間高温の場所に放置したことにより、ボトル内のシャンパーニュが急激に膨張し、酸のバランスが破壊されて酸化してしまう場合です。このようなシャンパーニュの要素が破壊された酸化は、劣化につながります。

30/10/2021

【クリュッグの歴史】
1843年、ヨーゼフ・クリュッグによりランスで創業されたメゾンです。気候に左右されることなく毎年最高のシャンパーニュを造ることを信念に、ブドウ畑の特徴を知った上で造られたワインの特性ワインを見極め、さまざまな年のリザーブワインで構成される膨大なライブラリーを築き上げました。1999年にLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)社と合併しましたが、メゾンは6世代にわたって伝統的な製法を受け継いでいます。グランド・キュヴェはオーケストラ、ヴィンテージはコンツェルト、クロはソロと言われます。
フレンチオークの小樽を使用することにこだわり、クリュッグのみを造る専門の職人たちがクリュッグの品質を保っています。そんなクリュッグを愛する人をクリュギストと呼び、ココ・シャネルやヘミングウェイもその一人です。

23/10/2021

【温度変化による劣化と液漏れ】
シャンパーニュは「温度」「光」「湿度」にとてもデリケートです。シャンパーニュの保存で最も大事なのが「温度」で、保存には13~15度が適切です。30度を超える部屋にシャンパーニュを置いておくと煮え始めると言われており、寒い場所では味のバランスが崩れて美味しさを損なってしまいます。

急激な温度変化があったシャンパーニュがどのくらい劣化してしまうのか。コルクが抜け出していない状態のシャンパーニュで一度凍ってしまったものを解凍してから1週間後に飲んだ場合、厚みは感じられないもののそのシャンパーニュの個性はしっかりと発揮されていておいしく飲めたとのことです。しかしながらそこから数か月、数年後も同じように飲めるかは不明です。

次に高温の温度変化があったシャンパーニュはどうか。シャンパーニュのアルコール発酵の酵母菌の活動は約32℃以上で停止してしまいます。そして高温の状態で保管が続くと瓶内のシャンパーニュが急激に膨張し、コルクが押し上げられ液漏れしてしまうことがあります。液漏れしたシャンパーニュを適正温度で保管し1週間後位に飲んだ場合、キャップシールとコルクに液漏れの跡があったものの、シャンパーニュに関しては不快感無く飲めました。しかしながら4ヶ月以上経過すると、シャンパーニュのバランスは大きく崩れている様に感じられるとのことでした。

高温で保管してしまったとしても数十分であれば、3~4日間12℃位で静かに休ませる事で落ち着きます。シャンパーニュも人間と同じように熱射病ような状態になり瞬間的に疲れて味がだれてしまいますが、適温で少し休ませてあげると完璧にとまではいかなくてもちゃんと回復します。

16/10/2021

【天使が宿るシャンパーニュ】
シャンパーニュの開け方は、音を出さず、泡も出さないのが正しいとされています。コルクをきちんと抑え、炭酸を抜きながら開けましょう。この時に出るシューという音を「天使のため息」と言います。まるで天使たちが祝福してくれるようなネーミングですね。

09/10/2021

【シャンパーニュ地方でF1が開催!】
ランス・グー(Circuit de Reims-Gueux)はフランスのランス郊外の公道を利用したサーキット。1950年から幾度かの休止をはさみ1966年までF1フランスGPが開催されました。
ランスの西にある田園地帯のブドウ畑の中を走る高速サーキットで、スリップストリームを利用したバトルが開催されました。このサーキット建設のために木を切り倒したという話もあります。1952年以降はコースレイアウトを変更して、サーキット名もランス (Circuit de Reims) に改められました。

1954年にはグランプリへ復帰したメルセデス・ベンツが高速用ボディのW196をデビューさせ、1・2フィニッシュを達成。1961年には新人のジャンカルロ・バゲッティがF1デビュー戦初優勝を果たしました。1970年にサーキットは閉鎖されコースは公道へと戻ります。グランドスタンドやコントロールタワー、ピットは閉鎖されたときのまま長年放置され荒れ放題でしたが、近年愛好家たちの手により残されたままのコントロールタワーとピットが閉鎖当時のままに再生されることとなりました。また、サーキットとして復活させようとする動きもあります。

1926年から1951年に使用されたオリジナルは1周7.838kmで、3ヵ所のヘアピンを頂点とするほぼ三角形のレイアウト。北西から南東へ向かう一直線の道路は、普段はルーアンとランスを結ぶ国道31号線です。1952年にはグー (Gueux) へ向かう区間をショートカットし、ピット/グランドスタンドを過ぎた辺りから右へ曲がっていくレイアウトになりました。翌1953年には再び改修を行い、全長が7.152kmから8.372kmに延長されています。

また、スポーツカーレースのランス12時間レースも開催された。 1950年(グー)、1951年(グー)、1953年(ランス)、1954年(ランス)、1958年(ランス)、1959年(ランス)、1960年(ランス)、1961年(ランス)、1963年(ランス)で開催されています。

Photos from Tisser's post 06/10/2021

【ランソン・ミレジム・ブリュット・1989】
1989年はこの年の3つの中で1番早く開き、まさに飲みごろを迎えたミレジム。1947年・1959年・1976年のように天候にも恵まれ、シャンパーニュはアルコール度数が高く酸の少ない、柔らかく多くの香り成分をもっています。クリュッグ(Krug)は、1988年より前にこのミレジムをリリースしています。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/lanson-millesime-brut-1989

02/10/2021

【シャンパンボトルの大きさ】
シャンパーニュは200mlから30,000mlまでのボトルが使用され、基本的には中身は同じシャンパーニュです。しかしながら瓶の中の空洞に含まれる酸素量の違いで、滓引き後の熟成の速度が変化するので味に違いが生まれます。
大きいボトルのほうが熟成がゆっくりと進みますが、中でも瓶の中にできる空洞がマグナム(1,500ml)の瓶がシャンパンの熟成に一番適しており、一番美味しいと言われています。

Photos from Tisser's post 25/09/2021

【ベスラ・ドゥ・ベルフォン・ブリュット・ミレジム・1990】
長い間1990年のシャンパーニュは1989年より硬く、1988年よりは柔らかいと言われてきました。確かに1988年の方が古いシャンパーニュではありますが、1990年は特別です。さまざまな味だけではなく多くの素晴らしいアロマを感じることができ、まるで口の中でアロマを食べている気分にさせてくれます。熟成が10年を過ぎた頃から多くの1990年ミレジムが開き、蜂蜜の味わいとサフランを思わせる後味を感じられるようになりました。これから時間と共に変化する味わいをお楽しみいただけます。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/besserat-de-bellefon-brut-millesime-1990

22/09/2021

【クープ・グラスの裏話】
前回、【シャンパーニュ・グラスの選び方】をお話しましたが、今回はクープ・グラスの小話を。
このグラスでシャンパーニュを飲むとき、顎を上げずに飲めるのを知っていますか?他のグラスは天井を見るようにして飲むのですが、このグラスはグラスを傾けるだけで飲めるのです。女性の方はシャンパーニュをエレガントに嗜むことができます。

Photos from Tisser's post 18/09/2021

【ルイ・ロデレール・ブリュット・ミレジム・1996】
1996年は20世紀最高のヴィンテージと評され、ブドウの並外れた糖度と酸度がしっかりとしたミレジムです。バランスが良く、長期熟成に耐えるポテンシャルを持っています。そろそろ飲み頃を迎える、楽しみな1本です。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/%E3%83%AB%E3%82%A4-%E3%83%AD%E3%83%87%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%A0-1996

Photos from Tisser's post 15/09/2021

【シャンパーニュ・グラスの選び方】
シャンパーニュ・グラスにはいくつかの種類があります。それぞの特性があり、使用用途により変わります。
①クープ : 口が広く早く注げるので、披露宴などに使用されます。泡は抜けやすいです。
②フルート:細長いグラス。泡が抜けにくいですが、注ぐのに時間がかかります。
③ヴィンテージ:中ほどが広く口が狭くなっているので、熟成シャンパーニュに多く使用されます。
④白ワイン:全体的に大きく丸みがあり、最近はスタンダード・シャンパーニュに使用されます。
⑤赤ワイン:ブルゴーニュ・グラス。「シャンパーニュもワインなので、この様なグラスで飲んで欲しい」といいます。特に小規模生産者に多いです。香りや味が大きく広がります。

①はパーティーでの使用が多く、②・③はレストランで使用されることが多かったのですが、最近では④・⑤を推奨する生産者が多いです。

Photos from Tisser's post 11/09/2021

【テタンジェ・コレクション”ヴィエラ・ダ・シルヴァ”・1983】
1982年に造られた2億9,500万本という記録的な生産本数は、この先破られることがないと思われていたが、翌年の1983年に3億万本という巨大な記録によりあっさりと塗り替えられ増田。1957年と1958年以降連続した年で、量質共に素晴らしいヴィンテージはシャンパーニュ地方であまり見たことがありませんでした。1983年は1982年のシャンパーニュより酸味が多かったのですが、熟成期間も遅く、また独特の燻製香があります。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/%E3%83%86%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7-%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%A9-%E3%83%80-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A1-1983

Photos from Tisser's post 08/09/2021

【テタンジェの歴史】
1932年にピエール=シャルル・テタンジェが、1734年創業のシャンパーニュ・メゾン「フォレスト・フルノー社」を買収した事に始まります。シャンパーニュ・メゾンとしては珍しい家族経営です。「偉大なシャンパーニュは偉大なアートである」という考えのもと、ヴィンテージ・シャンパーニュのボトルにアートを施しています。また1967年からは“ル・テタンジェ国際料理賞コンクール”を主催するなど、フランスの芸術、食文化にも貢献しています。

Photos from Tisser's post 04/09/2021

【ヴーヴ・クリコ・ラ・グラン・ダム・1988】
ラ・グランダムは、マダム・クリコに捧げられたヴーヴ・クリコのメゾンにおける最高級シャンパーニュです。メゾン創業200年を記念として、マダム・クリコの起業家精神に敬意 を示し1972年に発表。味わいは重厚感がある上に繊細さも兼備。19世紀初頭にマダム・クリコ自らが買い付けた8つの特級畑で採れたブドウのみを使用して、ヴーヴ・クリコの伝統的なスタイルでブレンドされます。ブラック・カラントやレモンの果実香に、スパイスやヘーゼルナッツ、バター、ブリオッシュ、ジンジャーの繊細なアロマが。熟した果実味、フレッシュで豊かな酸、たっぷりのミネラルを感じられるシャンパーニュです。
https://www.tisserletemps.com/collections/veuve-clicquot/products/veuve-clicquot-la-grande-dame-1988

01/09/2021

【ヴーヴ・クリコの歴史】
1772年に銀行家として成功したフィリップ・クリコによって設立され、シャンパーニュ造りに情熱を捧げていました。しかしながら道半ばで亡くなり、残された未亡人(ヴーヴ)のマダム・クリコがメゾン経営に乗り出しました。当時は革命期でしたが、ロシア宮廷や皇帝・貴族へシャンパンの献納など行い成功を収めました。またマダム・クリコは澱を集めるための道具「ピュピトール」を発明する。ロゼ・シャンパーニュの製造、ヴィンテージ・シャンパーニュの製造など多くの技術を確立しました。現在は英国王室御用達のシャンパーニュで、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの一員です。

Photos from Tisser's post 28/08/2021

【パイパー・エイドシック・レア・ヴィンテージ・2002】
マンゴーなど南国のフルーツやヘーゼルナッツ、アーモンド、イチジクなどのドライフルーツに白コショウ、カカオのスパイスの香りがワインの奥深さを表現されています。ミントティー、ライム、キンカンやパイナップルなどの南国フルーツのニュアンスがあります。

1976年のファースト・ヴィンテージから過去に10度(1976、1979、1985、1988、1990、1998、1999、2002、2006、2008)しか生産されていません。最高醸造責任者「レジス・カミュ」がインスピレーションを受けた年にだけ生み出されるまさにレアなシャンパーニュ。シェフ・ドゥ・カーヴのレジス・カミュは、パイパー・エドシックと兼任をしていましたが、2018年9月からは「シャンパーニュ・レア」のみに経験のすべてを注いでいます。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/piper-heidsieck-rare-vintage-2002

25/08/2021

【パイパー・エドシックの歴史】
パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業したシャンパーニュ・メゾンです。
フローレンス=ルイは「王妃にふさわしいシャンパーニュを(Réussir une cuvée digne d’une reine)」という思いをもち、当時のフランス王妃マリー・アントワネットへ献上も行われていました。現在はカンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュ・メゾンを努め、その他数多くの国際映画祭をサポートしています。
マリリン・モンローもこよなく愛したシャンパーニュです。

Photos from Tisser's post 21/08/2021

【モエ・エ・シャンドン・グラン・ヴィンテージ・2003】
味わいは口当たりにフレッシュ感があり、後味は大変リッチ。しっかりとした骨格が感じられ、このヴィンテージの『フレッシュ感』はブドウの酸味からきたものではなく、タンニンのビター感からきたものです。

モエ・エ・シャンドンは1842年に最初のヴィンテージが造られ、グラン・ヴィンテージ・2003は造り始めて68番目のヴィンテージです。2003年は異常とも言える春・夏の気象を乗り越えたブドウは早く完熟し凝縮したので、収穫が8月下旬から行われました。収穫量は通常の半分以下。糖度は高かったのですが酸度が乏しく、大変個性的なブレンドとなり、ムニエ:43%、ピノ・ノワール:29%、シャルドネ:28%を使用。ここまでムニエの比率が高いのは今までにありません。また2003年は、伝統的な方法ではなく新しい手法で挑戦。その結果、モエ・エ・シャンドンだけが白とロゼの2種類のシャンパーニュを造ることができました。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/grand-vintage

18/08/2021

【モエ・エ・シャンドンの歴史】
モエ・エ・シャンドンは1743年にクロード・モエが創業し、1748年にはフランス王室御用達のシャンパーニュになりました。ポンパドゥール夫人やナポレオン1世、ヴィクトリア女王などフランスの多くの偉人が愛したシャンパーニュで、世界中で6秒に1本飲まれているシャンパーニュでもあります。

ナポレオン・ボナパルト(1769〜1821)が「シャンパーニュは、戦いに勝った時は飲む価値があり、負けた時は飲む必要がある」と言ったのは有名な話です。戦いの前に必ずモエ・エ・シャンドンにより、クロード・モエとシャンパーニュを飲んでいました。が敗戦の時、モエ・エ・シャンドンに寄れなかったそうです。シャンパーニュを飲まなかったので負けたのでは。

Photos from Tisser's post 14/08/2021

【ドゥーツ・ブリュット(60~70年代リリース)・N.M.(ノン・ミレジム)】
クラシックな手法を用いて、シャルドネ由来の活き活きとしたタッチ、ピノ・ノワールによるふくよかな骨格、ムニエが醸し出す華やかな果実味を見事に表現しています。豊かな時代のブドウが生み出した、ヴィンテージに耐えうるシャンパーニュ。時を超越したその味わいを、お愉しみください。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%84-%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%88-60-70%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9-n-m-%E3%83%8E%E3%83%B3-%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%A0

11/08/2021

【グラン・クリュとは】
シャンパーニュ地方には1919年に定められた独自の格付け制度「エシェル・デ・クリュ」があります。
ブドウの取引価格によって区分けされ、グラン・クリュは100%クリュ、プルミエ・クリュは99%〜90%クリュと格付けされました。シャンパーニュをつくることが認められている319村のうち、グラン・クリュは17村、プルミエ・クリュは42村です。グラン・クリュと名乗ることができるのは、グラン・クリュと認められている17村のブドウを100%使用しているものだけです。シャンパーニュを購入する際の1つの指針になります。

Photos from Tisser's post 07/08/2021

【ルイナール・ブリュット(70~80年代リリース)・N.M.(ノン・ミレジム)】
スタンダード・シャンパーニュで、この年代(70~80年)のバック・ヴィンテージは非常に珍しいです。現在はピノ・ノワール:57%、シャルドネ:40%、ムニエ:3%で構成され、過去2年間のリザーヴ・ワインを20〜25%を使用しています。
https://www.tisserletemps.com/collections/all-items/products/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%88-70-80%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9-n-m-%E3%83%8E%E3%83%B3-%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%A0

04/08/2021

【真珠の首飾り】
シャンパーニュを注いたときに、グラスの真下から元気よく泡(フランス語「ムスー:Mousse」が立ち上がります。そのムスーが液体の表面まで来ると、そのムスーはグラスの縁に広がります。その広がった無数のムスーを「Collier de Perles(真珠の首飾り)」と呼びます。大切な方と一緒に、美しい宝石のシャンパーニュをどうぞ!

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