おうちの診療所
おうちの診療所は、目黒区と中野区にある、在宅医療を主とする診療所です。
病気を「治す」だけではなく、暮らしを豊かにする医療・介護の提供を目指しています。
また、「働く人たちの関係性の質が高いことが臨床の質も高める」をモットーとしており、働きやすさや、発言のしやすさ、安心・安全のある職場作りに努めています。採用ページはこちら→ https://omniheal.jp/recruit/
【おうちの診療所 目黒】
2020年5月開院
〒152-0031 東京都目黒区中根1-6-1ニューヨークコーナー161 4B
・在宅緩和ケア充実診療所
・機能強化型在宅療養支援診療所
【おうちの診療所 中野】←New!
2022年4月開院
〒165-0026東京都中野区新井1-24-4井上ビル1階

今週末2024年8月3日(土)の無料イベント【シン・在宅医療シンポジウム】のお知らせです。オンライン500名・現地参加100名で、在宅医療に携わる医療・介護関係職の方を対象としているとのことです。
おうちの診療所の石井洋介医師の他に、
・元厚労省医系技官で新型コロナウイルス感染症でもご活躍の高山義浩先生(沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科副部長)
・沖縄県で在宅医療を展開してグループ化してる比嘉哲史先生(名喜村クリニック在宅副院長)
のご登壇もあります。
ぜひご参加ください。
●オンライン参加の登録はこちら(登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます)
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZMpcuyvrjsjG90XKKqCpVVwgpFQ-1caE-uR
●現地参加の登録はこちら
https://forms.gle/ERrXwoBdPoQ7aG5A7

おうちの診療所の石井医師がTEDxKumamotoに登壇した際のトーク動画が公開されました。診療に限らない、石井医師のライフワークの部分について語られています。
この不寛容な世界で、とても弱っているあなたが立ち直るために | Yousuke ISHII | TEDxKumamoto
https://www.youtube.com/watch?v=FO1ZWRNLoQQ

今週末に開催される #第6回日本在宅医療連合学会大会 にて、おうちの診療所は2演題を発表します。ご参加されるみなさま、よろしくお願いいたします!
◆2024年7月20日(土) 10:55~11:35 第8会場 (会議室103)
【一般演題(口演)4 医療・ケアの質・評価】
[O-1-17] 在宅医療の質指標を経時的に示すことでの診療マネジメントへの影響
https://confit.atlas.jp/guide/event/jahcm2024/subject/18017/advanced
◆2024年7月20日(土) 14:45~15:25 ポスター会場1 (コンベンションホールA)
【一般演題(ポスター)事業所運営・経営】[P-1-98] 在宅診療所内の心理的安全性を高める取り組みについて。
https://confit.atlas.jp/guide/event/jahcm2024/subject/1P139/advanced

日経ヘルスケア7月号の特集「特集 どうする?医療機関の賃上げ」にて、#おうちの診療所 のケースを取材いただきました。「賃上げは診療報酬で誘導されて行うものではなく、経営努力で行うべきもの」という考えとともに、当院の賃上げ実績や評価制度を示しています。

「 #日本緩和医療学会認定研修施設」に認定されました
2024年4月1日付で、当院は質の高い緩和医療を提供している施設として #日本緩和医療学会 から「日本緩和医療学会認定研修施設」に認定されました。同学会の専門医資格を有した指導医が在籍しており、新たに専門医取得を目指す医師の研修施設としても機能します。今後とも、多くの患者さん・ご家族に、より良い医療とケアを提供できるよう努力します。
緩和ケアを実践している施設として認定される要件は以下の通りです。
●緩和ケアを実践している病院または診療所であること
●定期的に緩和ケアのカンファレンスが実施されていること
●24時間対応の訪問看護ステーションと連携していること
●本学会の専門医認定制度の専門医(認定手続き中含む)または研修指導者資格を有する認定医(認定手続き中含む)が1名以上常勤していること
●がん看護専門看護師、緩和ケア認定看護師またはがん性疼痛看護認定看護師等が1名以上常勤していることが望ましい(日本看護協会資格認定制度)
●診療所の場合、在宅療養支援診療所の要件をみたすことが望ましい
・年間看取り数は30件以上が望ましい
●特定非営利活動法人 日本ホスピス緩和ケア協会正会員であることが望ましい
●1年以上の実績期間があること
日本緩和医療学会認定研修施設は、東京都全体で47件が認定されています。目黒区では、東邦大学医療センター大橋病院、東京医療センター、おうちの診療所 目黒の3件が認定されており、当院は目黒区唯一の診療所での認定となります。
また、おうちの診療所で緩和ケア研修・在宅医療を経験してみたい方は、見学やご相談など、お気軽にお問い合わせください。

第15回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会、おうちの診療所は1シンポジウム、2演題に参加します🍀
◆シンポジウム6「プライマリ・ケア医として、患者の自動車運転をどう考えるか」
おうちの診療所からは座長の鵜飼万実子医師をはじめ、佐々木理学療法士、永島作業療法士が参加。アルムナイ医師の大野洋平医師もいます✨
◆一般演題8(口演)「持続可能な在宅医療の質指標の研究と診療の質指標が与えるマネジメント視点からの考察」
おうちの診療所が在宅医療の質を担保するために考案し運用しているQI-8。そんなQI-8をマネジメントにどう活用しているのかを発表します。発表は石井洋介医師です。
◆一般演題(ポスター)3「組織の成功循環モデルを参考に、在宅診療所内の職員の関係の質向上を図った取り組み」
発表は佐々木将人理学療法士です。

\炎症性腸疾患(IBD)患者さんの「いま食べたい!」を叶える、簡単・時短コンビニアレンジレシピ大募集!/
株式会社ローソン(以下、「ローソン」)と武田薬品工業株式会社(以下、「武田薬品」)は、世界IBDデー(5月19日)に合わせて、2023年より共同で炎症性腸疾患(IBD)啓発のための取り組みを行っています。毎年恒例、審査員の1人を、おうちの診療所 中野の石井医師が務めます。
2024年の世界IBDデーは、「IBDreamめし〜コンビニ編〜」開発企画と題し、IBD患者さんの「いま食べたい!」を叶える、簡単・時短コンビニアレンジレシピを6月12日まで募集するとのこと。ぜひご応募ください!
https://www.lawson.co.jp/company/activity/topics/detail_jin/1486467_9112.html

秋田県国民健康保険団体連合会のご依頼で、おうちの診療所の石井洋介医師が秋田県市町村保健活動連絡協議会研修会で講演しました。
秋田県内の保健事業に携わる保健師等医療専門職向けで、「普段住民の健康支援に従事する自分たち自身の健康について考える時間を作りたい」という主催のみなさまのリクエストにより、「自助から始める互助の仕組み~優しさについて考えてみよう~」と題して講演しました。

5月7日19時より、#おうちの診療所 の岩本医師が、在宅医療カレッジPeer Studyに登壇します。テーマは、「“よい医療“と”よい経営“の両立をめざして〜日本在宅医療連合学会で表彰された医療の質改善の取り組み〜」。
https://peer-study.com/live/625
医療の質改善の取り組みについて、詳細はこちらの記事をご覧ください。
▼当院が独自に定める質指標「QI-8」
https://note.com/ouchino/n/n242c4cf3f94f

おうちの診療所では、日頃の診療や+αの活動で自らが「ワクワク」しながら働くことを大切にしています。
おうちの診療所が運営に携わるヘルスケアコミュニティ「SHIP」が中心となって制作をしたアドバンス・ケア・プランニング(ACP;Advance Care Planning)について考える機会を提供するボードゲーム「エンディングゲーム」の制作記ができました。ぜひご一読ください。
▼ACPを考えるきっかけになるボードゲーム「エンディングゲーム」制作記
ACPを考えるきっかけになるボードゲーム「エンディングゲーム」制作記|おうちの診療所|在宅医療・訪問診療 おうちの診療所では、日頃の診療や+αの活動で自らが「ワクワク」しながら働くことを大切にしています。今回は、おうちの診療所が運営に携わるヘルスケアコミュニティ「SHIP」が中心となって制作をしたアドバンス・ケ...

おうちの診療所の石井医師が、江戸川区立清新ふたば小学校でがん教育の講演を行いました。
2016年12月にがん対策基本法が改正され、がん教育に関する条文が新たに盛り込まれました。2017年3月に改訂された中学校、2018年3月に改訂された高等学校の学習指導要領においては、生活習慣病などの予防と回復などについて学習する際に、「がんについても取り扱う」ことが新たに明記されています。学習指導要領に基づき、各学校において、児童生徒の発達段階に応じた「がん教育」が実施されています。
江戸川区立清新ふたば小学校の小学6年生を対象に行った今回の講演では、「うんこが教えてくれる大切なこと」と題し、クイズを交えながら「がん」という病気について、さらには自分を大切にすることについてお話しました。
講演の前後にとっていただいたアンケートでは、60人中54人が「理解しやすかった」「まあまあ理解しやすかった」、6人が「普通だった」と回答し、「少し難しかった」「難しかった」と回答した児童はともに0人でした。
「がんは誰もがなる可能性のある病気だ」という質問項目について、「正しい」と回答していた児童は講演前が約97%、講演後には100%になりました。「がん検診を受けられる年齢になったら検診を受けようと思う」という質問項目について、「そう思う」と回答していた児童は講演前が約60%、講演後は約73%となりました。
また、「がんになっても生活の質を保つことができると思う」という質問項目については、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した児童が講演前は約12%でしたが、講演後は約43%に増加しました。
講演当日も、先生方が驚くほどの数の質問が児童から寄せられ、大変好評をいただきました。

おうちの診療所の石井医師が上梓した書籍『便を見る力』が、PRESIDENT Onlineで5回にわたって紹介されました。
・PRESIDENT Online「40歳からは黒・赤・緑・白をしっかり見るべき…体の異変をいち早く示す「21種類のうんこ」の色と形」
https://president.jp/articles/-/79964
・PRESIDENT Online「「用を足したらすぐ流す」人は大損している…医師が「超長生き時代に"便を見る力"が必須」と説く理由」
https://president.jp/articles/-/79965
・PRESIDENT Online「"年約5万人が死亡するサイレントキラー"大腸がんの初期症状はここに出る…医師が40代から年一回勧める検査」
https://president.jp/articles/-/79966
・PRESIDENT Online「腸を整えるイメージがある食品なのに…医師が警鐘「過敏性腸症候群」を悪化させる意外な食べ物2つ」
https://president.jp/articles/-/79967
・PRESIDENT Online「"便漏れ"が当たり前の大介護時代がくる…医師が「誰かの大便の処理をできない男性は詰む」と言うワケ」
https://president.jp/articles/-/79968
高校生で難病の潰瘍性大腸炎を発症し不登校になった石井医師。その後、病状悪化により生死をさまよった際に大腸を全摘出した経験から医師にあこがれ、石井医師は外科医になりました。
しかし、受診する頃にはすでに手術できないほど病状が進行している患者さんに出会うなかで、外科医として手術の腕を磨いても救えない人がたくさんいるという現実に直面します。大腸の不調はまず「便」に出るが、ほとんどの人には便を見る習慣がない。その「便の見方」をお伝えする一冊となっています。
また、医師になってからの人生と、在宅医として多くの人生の最期にかかわる中で育んできた死生観、病院の外で提供できる医療に力を入れたいと思った理由なども綴られています。
これまでのすべての経験から「幸せな人生」を送るため、そして「幸せな死」を迎えるために、今思うこととは。ぜひ、ご一読ください。
▼Amazonの書籍販売ページはこちら
『便を見る力』(イースト・プレス)
https://amzn.asia/d/gxYsfQk

これは何でしょう?
ICTを積極活用し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による効率化を進めているおうちの診療所ですが、アナログな方法が重要な部分もあります。
これは、中野区の救急医療情報キット(緊急連絡カード)。ひとり暮らしの患者さまなどがご自宅や外出時に倒れた場合に、駆け付けた救急隊員が本人の情報を確認し、救急搬送に役立てられるようにするものです。先日、ある患者さんに導入し、冷蔵庫にしまってきました。
緊急連絡カードには、緊急連絡先やかかりつけ医などを記入しておきます。ここに記載された情報は、区や民生児童委員、地域包括支援センターで共有されており、登録番号で情報が照会できるようになっています。外出時にバッグや鍵につけられる登録番号つきキーホルダーと、自宅の冷蔵庫に緊急連絡カードを入れておくための専用ボトルがセットになっています。
冷蔵庫はほとんどのお宅にあり、設置場所も台所が基本で分かりやすいため、救急隊員が緊急連絡カードを発見しやすいよう、冷蔵庫に入れることになっています。 また、緊急連絡カードがあることを救急隊員に知らせる目的で、冷蔵庫にマグネットを貼ります。
中野区での対象はおおむね70歳以上のひとり暮らしや日中はひとりで家に居るなど、必要とする高齢者世帯。作成を希望する方は、区役所、区民活動センター、担当民生委員のいずれかへお問い合わせください。

おうちの診療所の石井医師がYoutube「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」に登場しました。
著書「便を見る力」(2024年、イーストプレス)の紹介をきっかけに、石井医師の人生とこれまでの活動、在宅医として多くの人生の最期に立ち会う中で考えたこととこれからの展望について語っています。
https://youtu.be/nt7VJO801gY?si=ZXeCy2C44nbiCI2D
00:00 OP
00:41 “うんこ”が教えてくれる病気のサイン
04:08 日常を一変させた難病「潰瘍性大腸炎」
09:30 19歳で大腸を失い人工肛門に
14:17 外科医に憧れ23歳で医学部進学
19:06 現場で直面した大腸がん治療の現実
23:37 ゲームアプリ「うんコレ」の開発
27:45 超高齢化社会の課題を担い在宅医療の道へ
33:00 死を受け入れるまでの5つのプロセス
38:08 医学の進歩が社会にもたらす矛盾
43:17 医療と地域が連携した町づくり
19歳で大腸失い人工肛門/うんこの重要性説く外科医/日本うんこ学会会長 石井洋介 【石井洋介さん】◆おうち診療所https://omniheal.jp/ouchino/◆日本うんこ学会https://unkogakkai.jp/◆石井洋介・X(旧Twitter)https://twitter.com/ishiichangdesu◆著書「便を見る力」https://www.eastpress.c...
例年に比べやや遅めですが、桜が見頃となってきました。
おうちの診療所でも、今週は「桜を見に行きたい」という患者さんの希望をサポートする機会が増えています。
ちなみに目黒院は目の前が桜並木、中野院も中野駅からずっと桜並木の下を歩くと到着するところにあるので、この時期に当院にお越しいただく方はぜひ桜を楽しんでいただければと思います。
今年度もよろしくお願いいたします!
#医師 #看護師 #医療事務 #医師転職 #訪問診療 #在宅医療 #目黒区 #中野区

フジテレビFNN Live News αにて石井医師のコメントが放映されました。
石井医師が中心となって開発したスマホゲーム「うんコレ」。消化器外科医になった石井医師が、外科手術の腕を磨いても受診したときには手術できないほど病状が進行している患者さんたちに出会うなかで、「どうすればもっと早く受診してもらえるのか」を考えて発案したバトルゲームです。
大腸がんや過敏性腸症候群など、腸の疾患の兆候は便形状や排便パターンに出てくることが多いもの。そこで石井医師は、便を観察する習慣の大切さを訴えてきました。ただ、自らも10歳代のころに難病の潰瘍性大腸炎を発症し、大腸を失った経験をもつ石井医師。「当時の自分は漫画やゲームにしか興味がなかった。面白いゲームで遊んでいたら、知らず知らずのうちに便を見る習慣がついていた、となれば」と、ゲームを有利に進めるアイテムをお金で買う代わりに「便の報告」で買える(ガチャが引ける)ようになっているのが最大の特徴です。
番組の取材に対し、うんコレの特徴や開発の経緯についてお話しました。

【DX(デジタルトランスフォーメーション)する診療所】
おうちの診療所では、院内外のコミュニケーションを多く取ることを目指しています。院外事業者さんとの連携は、診療の質や患者・家族の納得形成に大きく影響すると考えています。しかし、患者数が増えるにつれ、細かな連絡の時間を取りにくくなり、コミュニケーションが減ってしまう状況に陥ることを危惧していました。
そこでおうちの診療所では、ICTツールを積極的に導入。効率化して時間をつくり、電話やFAX以外の手段を増やすことで、患者数が増えてもコミュニケーションを取り続けられる体制をつくっています。例えば、特にやりとりの多い事業所とは、チャットツールの「Slack」を使い、情報連携をしています。
▼テキストで迅速に対応
多くの事業所と同じように、当院にも1日に何十件もの電話がかかってきます。その半数は、医師や看護師でなければ正確に返答できません。できる限り診療所に看護師が待機し、すぐお答えできるようにもしていますが、緊急出動などで医療職が出払っている場合には、対応が午前か午後の診療終了後(緊急の連絡は随時対応)になってしまうこともあります。そんなとき、Slackでの情報連携であれば、診療の合間に医療職が直接確認し、チャットでお答えすることも可能です。事務を介した伝言による連絡手段に比べると、直接やりとりできるので、伝え間違いのリスクも減らせます。
▼データベース化して情報共有
また、新規患者のご相談でもICTを活用しています。電話を受けた人は、個人が特定されない範囲でSlackのフォームに電話内容を記録。すると、相談内容が「Notion」というデータベースツールに記録されるようになっています。電話の内容をフォーム形式で記録することによって、項目の聞き漏らしを減らし、電話を受けた人以外にも情報を共有して誰でも同様の対応ができるようにしておくことで、円滑に患者紹介をしていただけるよう努めています。
Notionは、ゼロからデータベースの構築や整備が必要です。しかし、土台となるデータベースが完成すれば、いつでもフィルターなどの追加や削除が可能なため、状況に応じてカスタマイズできる利便性があります。当院では、職種ごとのタスク管理やマニュアルの整備にもNotionを活用しています。様々なデータをNotionに集約すべく、院内プロジェクトが進行中です。
▼エンジニアがいる診療所
現在、新しいシステムの導入や管理の要となっているのは、2023年4月に入職したエンジニアの宮﨑です。当院は開院時と比べると、従業員が増加し業務も多岐に渡るようになったため、当初の方法では機能しない場面も増えてきました。業務改善を進めるためには、現状の業務整理が必要です。そこで白羽の矢が立てられたのが、石井医師がゲーム開発を行った際にプロジェクトマネジメントを行った宮﨑でした。業務内容をヒアリングし上手くいかないポイントを探り、どこをICT化すればスムーズに動くようになるのかを考えて、新しいシステムの提案やシステムの浸透のためのレクチャーを日々行っています。いまは業務整理が最優先ですが、将来的には新技術と医療を掛け合わせたサービスやプロダクトの開発を目指しており、外部からの情報収集にも励んでいます。

おうちの診療所のT看護師の学会発表演題「ストーマ近接部びらんによる強度の皮膚障害痛がある一例」が、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会の座長選出優秀演題賞として表彰されました。
皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)であるT看護師は、訪問診療看護師としてだけでなく、連携する訪問看護ステーションの看護師さんたちとともにケアしたりアドバイスしてより専門的なケアを提供することもあります。今回は、そうした取り組みの一例をまとめた演題が受賞となりました。
改めておめでとうございます!

withnewsの記事「〝往診サービス〟続々終了、利用者負担増 理由は『診療報酬改定』?」に石井医師のコメントが掲載されました。
>医師が自宅を訪れる“往診”をアプリで気軽に頼めるサービスが岐路に立たされている。複数の事業者が、提供を終了することや、利用者に負担増を求めることを相次いで発表。理由として挙げられたのは「診療報酬改定」だった。何が起きているのか。
(出典:〝往診サービス〟続々終了、利用者負担増 理由は「診療報酬改定」?)
診療報酬改定の内容や解釈に関する石井医師のコメントが記事中に掲載されています。
▼〝往診サービス〟続々終了、利用者負担増 理由は「診療報酬改定」?
https://withnews.jp/article/f0240301003qq000000000000000W0bx10201qq000026676A

【当院製作のクリエイティブのご紹介】
▼ケアを結ぶ手帳(ストック編・フロー編)
「ケアを結ぶ手帳」は、おうちの診療所が手帳会社とともに企画し、構成からイラスト、デザインまで当院スタッフが作成したものです。多職種の情報共有が重要な患者さまにお渡ししています。
患者さまの個人情報や緊急連絡先、連携先の情報、ライフヒストリー年表など、基本的な内容から成る「ストック編」と、バイタルや当日の処置内容など日々の共有事項から成る「フロー編」に分かれていて、「フロー編」は書き終わったら追加していける形となっています。
こうした企画やデザインに興味のあるスタッフが、新しいクリエイティブの企画・製作を行い、新たな挑戦ができるのもおうちの診療所の特徴です。
▼TABERU ~「噛む」「送る」「飲む」が難しくなったら 知っておきたい「食べる」ことの話〜
ヘルスケアに関心がある人が集まるコミュニティ「SHIP」で、おうちの診療所のスタッフを含む有志メンバーが制作した冊子、「TABERU」。摂食・嚥下障害に関する基礎知識、医師に「口から食べることが難しい」と言われた方やそのご家族が抱きやすい疑問点へのお答え、美味しい嚥下調整食を作るための家電やレシピ、摂食・嚥下障害を持った人がお出かけする際に役立つ情報や、宅配嚥下食のご紹介まで、内容が詰まった一冊となっています。ご入り用の方はおうちの診療所スタッフまでお声がけください。
おうちの診療所では訪問歯科とも綿密に連携し、「最期まで少しでも食べられるようにしたい」「あのお店の逸品が食べたい」など人生の最期の過ごし方に関するご希望をできるだけ叶えられるよう努めています。患者さまの状況に合わせて、医療的な安全を確保しつつ、できる限りご希望を取り入れられるようサポートしますので、ぜひ当院スタッフに相談してみてください。
【おうちの診療所のイヤーブック2023完成!】
上記内容も掲載されている、2023年の #おうちの診療所 の取り組みをまとめたイヤーブックが完成しました。ご希望の方にはお送りいたしますので、下記フォームからお申込みください(InstagramのストーリーズのハイライトからもURLにアクセスできます)。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdSgpDtZf1Tl75SIYJeGVZn63tilbDFl3FeUku_UyfoiL51yA/viewform

withnewsの記事「人気の〝往診サービス〟が突然の終了、理由は「診療報酬改定」なぜ?」に石井医師のコメントが掲載されました。
子育て世帯にも人気の往診サービスが、突然のサービス提供終了を発表しました。理由として挙げられた「診療報酬改定」。その改定内容について解釈した石井医師のコメントが記事中に掲載されています。
▼人気の〝往診サービス〟が突然の終了、理由は「診療報酬改定」なぜ?
https://withnews.jp/article/f0240219001qq000000000000000W0bx10201qq000026648A

\石井洋介医師の書籍出版のお知らせです/
書籍『便を見る力』が発売されました。
▼Amazonはこちら
https://amzn.asia/d/7ZVY8nO
高校生で難病の潰瘍性大腸炎を発症し不登校に。その後、大腸を全摘出した経験から外科医になった石井医師の人生と、在宅医として多くの人生の最期にかかわる中で育んできた死生観、病院の外で提供できる医療に力を入れたいと思った理由、これまでのすべての経験から「幸せな人生」を送るため、そして「幸せな死」を迎えるために、今思うことなどが綴られています。

おうちの診療所と、ベンチャーキャピタルのCMVが運営する起業家育成プログラム「knot Program」の2024年期が募集開始となりました。 ヘルスケアビジネスのアイデアを、半年間伴走してくれるメンターとともに育てるプログラムです。
Knot programでは、ヘルスケア領域における課題解決を行い、かつ、しっかり儲ける「インパクト起業家」を育成します。6カ月間のプログラムを経て、11月に開催される「Healthcare Venture Knot 2024」で最終成果を発表していただきます。 「ヘルスケア課題をビジネスで解決したい!」と考えている起業家もしくは起業を予定している方、「インパクト起業家として社会課題解決に取り組みたい!」という方のご応募をお待ちしております。
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プログラム期間:2024年5月〜11月
目的:ヘルスケア領域において現場で起きている課題解決を起業という手段を用いて実践する
目指す姿:「この課題を解決できたら、〇〇がこんなにも良くなるのに!」と考えているヘルスケア領域の課題とその解決策について自らの言葉で伝え、インパクト投資家からの共感を得る
形式:月1回の定例会(オンライン+対面)
メンタリング:プログラム期間中はメンターが1on1で伴走します
運営:株式会社キャピタルメディカベンチャーズ、おうちの診療所
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▼詳細・ご応募は下記からどうぞ!
【募集】インパクト起業家育成プログラム「Knot program2024」参加メンバー募集開始!3/7締切
https://healthcareventureknot.jp/2024/02/19/knotproram2024/

おうちの診療所の岩本修一医師の記事が、在宅医療カレッジに掲載されました。
在宅医療に携わるまでの岩本医師のキャリアや、在宅医療の醍醐味についてご紹介しています。
▼記事はこちらから
在宅医療カレッジ「在宅医・経営コンサルタントとして在宅医療の最前線を拓く」
https://zaitakuiryo-c.com/work/career/03.html

豊かな暮らしを支える訪問看護。
先日のことですが、当院の訪問看護師と作業療法士、理学療法士が、患者さまの外出支援で外苑前に行ってきました。お目当ては、見事な銀杏並木です。ご本人の体調も整った状態で、綺麗な銀杏並木を見られました。パートナーと毎年見に来ている景色とのことで、ご本人とご家族もうれしそうにされていたのが印象的でした。
病気があっても、ご本人が大切にしていることができたり、希望を叶えられると、日々の暮らしが輝きますね🍂

【ケアマネコーヒータイム】
ある日の院内。漂うコーヒーの良い香り。この日は「ケアマネコーヒータイム」開催日。伴医師をはじめとする当院スタッフが、地元の医療・介護職の方とお話するのを楽しみに、趣味のコーヒーを淹れ、美味しいお菓子をご用意してお待ちしています。
スムーズに診療を行うためには、地域の医療・介護事業所とコミュニケーションのハードルを下げ、連携することが不可欠です。ケアマネジャーさんや訪問看護師さんと当院のスタッフが気軽に会話し、地域の困り事をうかがったり、医療側の意図を説明し認識を合わせる機会としています。新型コロナウイルス感染症の流行により不定期開催となっていましたが、今後は順次再開し、お話しできる機会を設けたいと考えていますので、気軽にお問い合わせください。

おうちの診療所の訪問スタイル紹介します(2)
【訪問診療の靴下】
おうちの診療所では、医療職のスクラブ(上・下)や靴下を診療所が貸与します。患者さんと靴下の柄の話で盛り上がることもあるため、コミュニケーションのきっかけとしてカラフルな靴下を多く用意しています。今ではプレゼントでカラフルな靴下をいただくこともあります。
【おうちの診療所のイヤーブック2023完成!】
上記内容も掲載されている、2023年の #おうちの診療所 の取り組みをまとめたイヤーブックが完成しました。ご希望の方にはお送りいたしますので、下記フォームからお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdSgpDtZf1Tl75SIYJeGVZn63tilbDFl3FeUku_UyfoiL51yA/viewform

本日の日本経済新聞に石井医師の記事(全4回中4回目)が掲載されています。自身の病気と外科医を経て在宅医になった今、感じていることとは。
ウェブ版のURLはコメント欄からどうぞ💁♀️

居宅で医師と患者さんが1対1になる訪問診療は、診療がブラックボックス化しやすいもの。「QI-8」(図)は、在宅医療の質を測るために、当院が独自に定めた指標です。
【図 おうちの診療所が定める在宅医療の質指標「QI-8」】
①cherry picking rate:症例のえり好みをせず幅広い症例を受けているか。初診時の平均要介護度と重症度で測定予定。②cure&care coverage:幅広い疾患に対応できる体制を維持できているか。受け持ち患者の主病名割合と、お断りした紹介患者の妥当性から算出。③incident number:転倒、新規の褥瘡、疼痛管理不良など、質に関係すると思われるイベントの全患者数当たりの発生数。④emergency call rate:全患者数当たりの電話再診実施数。⑤emergency visit or ambulance request:全患者数当たりの緊急往診発生数。⑥severity rate:救急搬送後の入院率(≒搬送が適切だった割合)⑦death confirmation rate /Net Promoter Score:自宅看取り率。⑧graduate number:在宅医療から外来通院に戻れた患者数。
「質」という定量評価しにくいものをあえて数値指標化しているのは、自分たちが目指す「質の高い在宅医療」を、根拠あるものにしたいという思いからです。図の③、④、⑤など、下げることを目標にしている項目は、月1回または2回の定期訪問診療で、予防的処置を含めた質の高い診療を行うことで低く保てると実感しています。
◆単一指標ではなく複合的に見る
QI-8は、全ての指標を上げればいい、下げればいいというものではなく、全体のバランスを見る指標です。
例えば、⑤の緊急往診率を下げることだけを目標にすると、単に緊急往診をしないようにすれば件数をゼロにすることもできてしまいます。しかし、「緊急往診を減らす努力をする」のと「緊急往診をしない」のとでは意味が全く異なり、後者は患者さんに不利益を与える恐れがあります。万が一そのような誤った判断をすると、本来は在宅医療で十分に対応できる軽症の患者さんまで病院に搬送されることになってしまい、「大変な思いをして病院に行ったが、すぐに帰される」事例が増えます。すると、⑤の先にある「⑥入院が必要だった割合」は低下するでしょう。緊急往診も適切に行った上で、本当に病院での加療が必要な患者さんのみ責任を持って依頼することができていたか、定期訪問時に何らかの予防的処置をしておけば今回の緊急往診は防げたのではないか、単一指標ではなく全体的なバランスを見て検証します。おうちの診療所が考える「不適切な医療」があれば「QI-8」のどこかに歪みが表れると考え、日々のカンファレンスで振り返っています。
またQI-8は、臨床現場での「診療の質」に加え、限りある医療費を適切に使うという経営や政策の意図も加味した複合的な質指標となっています。頻回な緊急往診は、診療所に利益をもたらしますが、患者さんに苦痛を与え、スタッフのQOLを低下させるだけでなく、医療費を過剰に使うことにもつながります。社会保障を持続可能にするためにも、患者さん・診療所・国に三方良しの診療を行っている裏付けにもなるよう設計しました。
◆在宅医療のQIを検証
QI-8が、現在世の中に存在する他の在宅医療の質指標(QI)と比較してどのような位置づけかを検討する研究も行いました。
まず、在宅医療に関連した既存の医療の質指標やその候補とされた項目を収集し、QIの候補としてリストにまとめました。
次に、在宅医療に関わる多様な専門職パネルを設置し、それぞれ独立して各QI候補の適切性と測定意義と実施可能性をもとに評価。RAND/UCLA適切性評価法(デルファイ変法)を用いて評価を行い、複数回の検討会を経て最終的に38項目のQIリストが作成できました。これをドナベディアン・モデルに従い分類すると、定期的なストラクチャー評価5項目、定期的なプロセス評価22項目、アウトカム評価11項目となりました。
その結果、現在提唱されている在宅医療のQIは、QI-8でいう③と⑦に資する項目が多いことが分かりました。これは、主に「診療の質」に着目した既存研究が多いためと思われます。研究の結果を生かすため、当院ではアウトカム指標として転倒・骨折、褥瘡、誤嚥性肺炎、救急搬送、入院、死亡をQI-8の③に組み込み、全ての症例をデータベース化することにしました。プロセス指標に関しては、基本的に22項目全ての指標を測定できるよう、当院カルテのフォーマットを策定しました。例えば、ACPの記載欄や、痛みのスコアを点数で表記する欄を作成し、フォーマットに沿ってカルテを記入する際に、自然と大事な指標に目が向く仕組みとしました。
QI-8は、事務スタッフも含め診療所全員で協力して、開院時から情報を収集しています。情報はデータベース化し、診療を客観的に見直すための材料として活用しています。

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