(有)O設計室
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雪ノ下
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山ノ内
鎌倉市山ノ内
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Yokohama 2490008
沖縄県中頭郡北中城村荻道
坂ノ下
古民家再生や移築を主とする設計事務所
住宅設計・インテリアコーディネート・古材の提供なども可能です

息子ご覧の大澤未来が監督したドキュメンタリー映画『廻り神楽』の上映がいよいよ首都圏で20日から始まります。東日本の大震災の犠牲者を鎮魂し人々を励ましてきたこの特異な神楽集団の姿をぜひご覧ください。
一月3日午前6時から7時 BS朝日の番組にチョット出ます。『渡部篤建物探訪 お正月特番』アンガールズの田中さんが結の蔵を訪問して私が案内します。さてどんな風になるか。屠蘇気分でお楽しみ下さい。

皆さまこんちには!
久しぶりの投稿になってしまい、申し訳ございません。。
2016年も残すところ3日ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
おかげさまで、O設計室は多くのお声がけをいただきまして、31日までフル稼働しております。
レポートが遅くなり、申し訳ございません!
さて!今回はいよいよK邸の上棟の様子をレポートします!
前回のレポートでご紹介したように、建物の解体は丁寧に番付をされて完了しました。
これらの部材を岡山から鎌倉まで搬出して、いざ組み立て!と簡単にはいかないのが移築という作業です。。
鎌倉に搬出する前に、いったん部材は大工さんの加工場へ〜
加工場??
せっかくきれいに解体したのに、部材に手を加えてしまうの?と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、この作業が移築には欠かせないのです!
耐久性は300年以上とのデータもある木材ですが、高温多湿の日本では虫害は避けられません。
そこで、大工さんの熟練した「技」によって、腐った部分を交換して再生します。
木材同士を継ぎ合わせる「継ぎ手」は、実に50通り以上あるとも言われており、大工さんの腕の見せどころでもあります。
こうした作業を経て、いよいよ上棟式を迎えることができました!
電気やエアーで動く工具の機械音がしない、大工さんの手仕事による上棟の様子は、今ではあまり見られなくなりましたね。。
動画を撮っておけばよかった。。
と、今さらながらに後悔しております。。
本年も色々な方のお力添えをいただき、営業および活動をすることができました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
来年も日本の伝統建築や、古材などの魅力を一人でも多くの方に感じていただけるよう、活動してまいりますので、何卒宜しくお願い致します!
良いお年をお迎えください!

皆さまこんにちは!
朝晩はだいぶ冷え込んできましたね。
鎌倉は相変わらず観光客が多いですが、
海から神社仏閣へと観光スポットが変わる時期でもあります。
これからの時期、鎌倉の海は静かでとても綺麗なので、
鎌倉へお越しの際はぜひ早朝にお越しください~
さて!今回は土蔵の解体と、この大きなお宅の歴史を、
持ち主の写真とともにひもといていきますよ~
今回移築するお宅は以前、呉服店を営んでいらっしゃった、
というところまでご説明したと思います。
呉服店の営業方法はいくつかありますが、
昔はお客様を一日がかりで接待する方法が主流のようでした。
昔は、呉服店で白無垢から喪服や着物まで、
全てを一度に揃えて販売するというスタイルなだけに、
接待はお茶やお菓子にとどまらず、お昼はうなぎやお寿司などを出前して、
お客様に提供するほどで、買う側にとっても人生の大きなイベントだったようですね。
そんな呉服店にとって、建物は商売道具になり得るという背景から、
必然的に建物のグレードを引き上げる要因となりました。
つまり、お客様をお通しする店舗部分(1・2階)は、
住居部分よりも程度の良い部材や高級な木材が使用されているのです。
あらゆる民家を調査していると、使っている木材の種類で、
建築当時の資産状況などもある程度把握できたりもするんですよ~
さてさて、土蔵の解体はどのような様子だったのでしょうか?
今回の蔵は、外壁の上部が漆喰で仕上げられていて、
下部は焼き杉の板で覆われていました。
総漆喰仕上げのお蔵も壮大で素晴らしいですが、
今回のような焼き杉を使った半板蔵も捨てがたい。。
以前は蔵の立派な外観や、見事な梁ばかりを気にしていましたが、
実際に蔵に暮らしてみると、内部が重要だと気づいてくださるというお客様も多く、
今回のお施主様であるK様も、蔵での暮らしを心待ちにされています。
土壁の調湿効果は体感してみることが一番ですが、
たとえば、夜に洗濯した洗濯物(ぶ厚いバスタオルなども!!)は、
朝起きると見事に乾いています。
そうかといって、「乾燥しているな」と感じることもありません。
除湿ではなく「調湿」、そして室温の急激な変化を防いでくれる土蔵で暮らすと、
現代の工法で建てられた建物には戻れません(笑)。
日本建築は蔵も長屋も含めてほぼ全て、
移築できることが最大の特徴といっても過言ではありません。
現地再生が厳しくても、移築という方法があります。
諦めるその前に、ご相談ください。

秋が近づく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
O設計室では食べ物の話題ばかり(笑)。。
そして!皆さま大変お待たせ致しました(汗)。
今回の移築再生レポートは解体編です!
それもマニアックな瓦の解体をレポートしますよ〜
前回ご紹介した移築に向けた調査が終わると、いよいよ解体が始まります。
日本では、古くは江戸時代以前から曳家や移築の文化が存在しており、その昔は嫁入り道具として、実家の茶室を嫁ぎ先まで移築することがあったそうです。
古くから、日本建築は容易に解体できるよう、シンプルな構造体で構成されている建物も多く存在しています。
そして、職人さんや我々は、解体を「ほどく」と呼びますが、大まかに作業を整理すると、番付⇒解体⇒運搬の順となります。
今回は瓦の解体にスポットを当てますが、木材のような頑丈な構造体と違い、瓦やガラス戸は職人さん泣かせの部材なんです。。
「建築当時の材料をできるだけ活かす」というコンセプトが軸の今回は、運搬に細心の注意を計らい、作業が進行しました。
一枚一枚、丁寧に取り外される瓦達は、丁寧に梱包され岡山から鎌倉という長旅へ。
全体的に瓦が「生がない(しょうがない)」状態だったので、今回は一部の瓦をオーダーで造るほどのこだわりぶりですが、ここにもK様の民家に対する愛が伝わってきます。
持ち主にとって、どうしようもない「負の遺産」となりつつあった今回の民家ですが、やはり解体される時にはなんとも言えない感情になったようです。
しかし、K様のように愛する想いを持った方に、この建物が受け継がれていくというほど、嬉しいことはないとおっしゃっていました。
特に戸建て住宅に限っては、20年で資産評価が無くなってしまう住宅を、35年のローンを組んで購入する、これが日本の現状です。
住まい、そして暮らしに対する価値観は人それぞれですが、一度立ち止まって考える場や情報を、多くの方に提供できるように、今回のプロジェクトを発信する機会をいただきました。
皆さまの周りにも、住宅の購入を検討している方がいらっしゃるようなら、一度肩をたたいてあげて下さい。
資産性はもちろんのこと、なにより快適な住まいを手に入れるチャンスが残っているかもしれません。
早くしないと、良い建物から外国の方に先を越されてしまいますよ!
特に中国の方は日本の古民家が大好きなので、お金に糸目をつけませんから、ごっそりと。。
さて!次回は土蔵の解体と、持ち主と家の歴史をお伝え致します!

現在進行中の移築再生プロジェクトのリポートです!
岡山県の旧街道沿いに面するこのお宅は、母屋を兼ねた店舗、中庭を望む離れ、そして蔵という構成です。
元は呉服屋を営んでいたご家族からいただくことになったK様。
K様は鎌倉に移住を決意して、なによりも先に土地を手に入れた強者です!
今回のプロジェクトでは、離れと蔵を移築することとなりました。
K様の強い意志により、なるべく新建材を使わずに再生するというコンセプトをもとにして、大工も「難しいなぁ」とニヤケたりぼやきながらも嬉しそうに仕事に取り組んでいますよ〜(笑)
次回は解体工事の様子をお伝えする予定です!
お楽しみに〜

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