絵画教室あとれす横浜

絵画教室あとれす横浜

横浜市日ノ出町にある絵画教室。 駅近徒歩2分! 体系的な指導

使命: 美術教育を通じて社会を豊かにする。

<クロッキーwith iPad>
「ビーナス展」に付随する企画のクロッキー会に参加してきました。モデルはダンサー二人、ゆっくり動きながら時々ポーズを止めてくれる「ムービング」というセッションをしてくれたのですが、恥ずかしながら私には初めての経験。しかも二人同時にポーズ!となるととっても忙しい、、目も手もフル回転になります。25分のセッションで40体を描いたのは私の中ではダントツ新記録となりました。
今回は雨の中で荷物を増やさないですむようiPadとApplePencilで参加しました。画面がいっぱいになっても紙をめくる代わりに、余白を広げながら描き足していけるのは意外なメリットでした。


あとれすの講師(マサノスケこと杉本将丈)は、6月末に画廊主催のグループ展に参加します。13名の作家が参加の予定です。
在廊日は未定ですがお時間のある方、是非会場にお越しください。会期中、ダンスパフォーマンスやクロッキー会なども企画されています。

会場:GALLERY SHIMIZU
会期:6月26日(金)〜7月4日(土)
11:00〜18:00
会期中無休(初日・最終日は15:00まで)

☆会場への行き方等は、添付の画像をご覧ください。
・JR関内駅 徒歩5分
・ブルーライン 伊勢佐木長者町駅 徒歩1分
(吉田中学校の横)

「頭部の姿勢」をとらえて、そこに目や鼻などのパーツを配置する。これがなかなか難しいようです。目が左右で段違いに見える、鼻が曲がって見える・・・などなど。安定的に描くためには、パーツは後回しにして、まずは何らかの頭部モデル(模型)からスタートするといいでしょう。この例では卵形のモデルを利用しています。

空間内でのモデルの傾きを示す「軸」と、軸まわりの回転方向の向きを表す「正中線」を区別して引く必要があります。正中線が引けたら、それを縦方向に分割して、パーツの位置を決めますが、「眉」と「鼻の下」で分割する「3分割法」をお勧めします。

<ガッシュ人物作例>
数年前、サンフランシスコに旅行に行ったときに、海岸で見かけたおしゃれなオジサン。いかにも陽気な西海岸という雰囲気で懐かしく、暇に任せてガッシュ(不透明水彩)で描いてみました。真夏でしたから、照りつける強い太陽光を原色に近い黄色で表してみました。こういう明るい色はガッシュの特性に合っていると思います。
海外旅行などは、「その気になればいつでも行ける」と、そう思っていましたので、「その気になるまで」長い休みはとらずに、ズルズルと過ごしてきました。公休がない自営業者の悲しさでもありますが・・・。まさか海外どころか家から出ないように言われる日が来るとは!思いもしませんでした。
4月に続き、5月も教室は原則お休みとなります。その代わり、オンラインでのレッスンをただいま準備中です。

大岡川さくら2020

教室は川に面しており、毎年川沿いの桜並木を楽しむことができます。

教室は川に面しており、毎年川沿いの桜並木を楽しむことができます。

<大岡川の桜>
毎年この時期なると見事な桜を咲かせてくれます。
今年は「桜まつり」も中止となり、屋台も出ていません。人出もまばらで異様に静かです。
例年はイベントの演奏や酔っ払いの出す騒音がひどくて、クラスの妨げだと迷惑に思っていました。しかし、まったく活気が無いとそれはそれで寂しいものです。
来年はうるさい人達が(半分くらい)戻ってくることを期待しております。

<カゲの色3>
暗部内の明るさを決める要素をイラストで表すとこのようになります。
①「一定」の明るさを与えるもの・・・環境光
②部分的に「明るく」するもの・・・反射光
③部分的に「暗く」するもの・・・オクルージョン (最暗部)

③のオクルージョン とは構造的に入り組んだ形をしてたり、周囲に遮蔽物があって①や②の光が届きにくいところです。
その絵の中で最も暗いところになるので、最暗部と呼んだりもしてます。光の不在こそが本当の「黒」に近づくのであって、固有色が黒いモノが最も暗いわけではありません。

もしパレットから黒絵の具を排除してしまうと、この最暗部を他の暗めの絵の具で代用しなくてはならなくなります。油彩や水彩では大きな問題にならないかもしれませんが、ガッシュのような不透明水彩ではそれぞれの顔料に固有の明度が出るため、黒絵の具の代用は不可能です。

モノによっては光が中を透過することもあり、またモノ同士の間で色を反射し合う(色を受け取ったり、与えたりする)ので、もっと複雑な挙動を示すこともありますが、頭の中を整理するにはとりあえずこの程度知っていればいいのではないかと思います。そうすればいずれ、なにか創造的な仕事をする際に、①〜③のいろいろな組み合わせを試せるようになるはずです。

<カゲの色2>
この写真は近所の公園の脇にあるビルを撮ったものです。日の当たる明部はここでは議論しませんので、ビルの暗部(カゲ)の部分を見てください。

上部の①青っぽい色から始まって、次第に下部の②緑っぽい色に変化していきます。
この①青っぽい色は空から受け取った光です。これが「環境光」として、このシーンの暗部をひろく支配します。上から下に降り注ぐので厳密には方向性がありますが、太陽光に比べたら圧倒的に方向性が弱いので、単純化して「均質」とみなすこともできます。

下部の②緑っぽい色は、おそらく隣の公園の樹木から受けた「反射光」でしょう。反射光は光を跳ね返した物の色を帯びますので、ケースごとに様々な色が考えられます。もし、歩道が赤いレンガ色に舗装されていれば、ビルへの反射光も赤みを帯びるはずです。

①グローバルに暗部を照らす「環境光」
②ローカルに暗部の一部を照らす「反射光」

こう考えると、われわれ人の手でもなんとか再現できそうな気がします。結果としての暗部の色は、これらの光とビルの固有色とが重なったものとなりますので、乾かしながら塗り重ねるか、Wet in wetのように混色するかそれぞれのスタイルでやればいいと思います。

ちなみに、宇宙空間では暗部を照らす光は(①も②も)存在しませんので、暗部はまっ黒になります。黒絵の具でしか表せないカゲがあるということです。
こういった考察においては、明部と暗部を分ける「明暗境界線」に注目する必要があります。その他多くの「稜線」と決して同一ではありません。

<カゲの色>
「カゲ(=暗部)の色を何色にしたら良いのですか?」
これは教室で最も多い質問の一つです。デッサンの段階では鉛筆や木炭で暗くするだけで良い、明度だけの問題なのであまり迷わないと思います。ところが、絵に色がついてくると、固有色(物に固有の色)を重ねるだけではうまくいかないことが分かります。

固有色とは別に、「カゲ用の色」を用意する必要があるのですが、そこが暗いからといって、単純に「黒」を用いれば良いかというと、それでは重い、すすけた感じの絵になることが多く、あまり良い解決法とは言えないでしょう。
あるいは先輩から「カゲには青を入れるといいよ!」などとコツを伝授されると、たしかに爽やかな感じがしていいような気もします。しかし、現実にそう見えないケースがたくさんあるのに、青いカゲに固執してしまうのも考えものです。
様々なケースに対応するには、特定の色にこだわることなく、自然の法則に従う必要があります。

具体的には、①環境光と、②反射光に注目してください。
その二つが主にカゲ側を照らしていますので、それを基準に色を選択すればいいのです。反射光は絵のスタイルによっては無視することもできますので、環境光に注目することがより重要となるでしょう。そのモチーフが置かれた空間の色とも言えます。

<シャルル・バルグのドローイングコース>
いまから4〜5年前のことです。教室の生徒に「先生の指導はシャルル・バルグ(の教本)とやり方が似ていますね。」と言われました。
当時はシャルル・バルグなる名前も知らず、誰だそれは?とネットで調べてみると、19世紀半ばのフランスで「ドローイングコース」なる手本集が出版され、画学生向けの教育の場で使われたそうです。その手本の選択や制作をしたのがシャルル・バルグという人物なのです。

なるほど、対象を明・暗にはっきりと分けて描くプロセスはよく似ています。私はその手本集を知らなかったのですから、偶然にも考え方が重なる部分があることを喜んだものです。自分の指導法は異質なのではないか?と少々不安でもあったものですから。
でも、やはりそれは偶然ではないと思います。単一の光源下で対象をよく観察し、そして考察を加えると、そういう法則が見えてくる。人に説明がしやすい自然な流れとして、そう指導するようになったものです。

ここでは私の理科系のバックグラウンドが影響しています。理科系の学生は実験をして、データを採取し、考察を加え、ある「傾向」や「法則」を導き出し、それをレポートにします。
ただ単に、対象を「一生懸命に見ました」「データをたくさん採りました」だけではレポートにならないのです。仮説でも構わないので、「傾向」や「法則」に言及する必要があるのです。
あるいは、企業におけるマーケティングも同じだと思われますが。

日本のデッサン指導の現場を、私は自身の体験としては知りません。しかし教室に来てくださる生徒さんの話を聞いた印象では、この「考察」が弱いような気がしています。どこの教室でも「モチーフをよく見て」とは言われるそうなのですが、目だけでなく頭も使わないと。根性論ではなく、描写の優先順位や選択の基準が語られるべきです。
もちろん、科学的知識だけで良い絵が描けるなどとは私も思っていません。しかし、科学的に事実を積み重ねる作業を軽んじ、日本の慣習を「そういうものだ」と説明されても生徒の「?」が増えていくばかりです。

<パース講習>が終わりました。
2日間に渡るスライドのレクチャーと種々の演習問題、みなさんよくついて来てくれました。「まるで数学の授業のようだ」と苦労を吐露される方もいらっしゃいましたが、全てが数学的に決まるものでもないのが難しいところです。厳格に図法に従うところと、人の感覚で処理するところとがあり、そこの区別が一番やっかいだったりします。

今回の講習の中で、フリーハンドで立方体を描いてもらう演習を行いました。立方体の位置や大きさを決めた後に、定規を使わずにいくつも描いていくというものです。
1、一点透視図法では、「正面の正方形」が安定している(パースの歪みがない)ので、正方形から描き始めます。正方形の位置と大きさを最初に決めるのです。その後、パースラインに従って奥行きを与えるのですが、後退する奥の柱の位置を決めるのは人の感覚によります。
2、二点透視図法では、「手前の柱」が安定しているので、柱から描き始めます。柱の位置と高さを最初に決めるのです。そして一点の時と同様、パースラインに(ある程度厳密に)従って傾いた線を引き、後退する柱の位置は人の感覚で決めます。立方体に見えるような位置に柱2本を置くのです。

「安定している」とは、平行な関係にある線のグループが、PP(画面)と平行に走っていることを意味します。VP(消失点)を持たないとも言えます。

<光源と面の関係>
デッサンの指導の場では、しばしば3つのトーン(明・中・暗)に分けることを勧められます。その考え方は一応正しいとは思いますが、いまひとつ曖昧さが残ります。問題はそれぞれのトーンが見た目の感じ方によって分けられていることです。ここはなんとなく明るい、だいたいこの辺りが中間で・・・など、網膜上の映像で分けてしまっているのです。
とくに学生の練習段階では、曖昧さをとり除く必要があります。科学的な考察によって光源と面との関係でトーンを塗り分けるべきです。

立方体を例に挙げると、3つのトーンは明部①+明部②+暗部と考えるべきです。(明・中・暗)ではありません。立方体を見えている3つの面に線で区切ることに成功したら、まず、明部と暗部に塗り分けます。暗部は「光が届いていない」面です。(ここでは反射光は無視します)
暗部をしっかりと暗いトーンにしたら、そこはしばらく忘れて構いません。明部に移り、二つの面の明るさを光源との関係で比較します。より光源の方を向いている面が明るくなります。もし明確な「単一の」光源が与えられていない場合、残念ながら「何もできなく」なります。明るさの判断基準が失われるからです。

一般に、デッサンは線描によって構造を把握する段階と、面を塗り分ける段階に分けられます。構造を把握した後、もっとも重要な質問は、「光源はどこにありますか?」です。もし不幸にも、「2つか3つあります」と言われたら、そこから先はまともな練習をあきらめることになります。


りんかく線はとても大事です。解剖学の知識も、最終的には優れたりんかく線を得るためにあるものと考えています。ただし、なんども同じ場所をなぞるクセは直したほうがいいでしょう。
まず線を一本引いてみる、もしそれが不満であれば、代わりの線を「別の場所に」引くべきですが、そういう訳でもなく、いつか正しいりんかくが出てくることを祈るような感じ(?)で線を重ね、ついにはボソボソした太いりんかく線がモデルの全身を取り囲んでしまう・・・これでは、せっかくエネルギーを注いだ割には抑揚のない、単調な人物像が出てきてしまいます。
線の強弱のつけ方には、いくつかの考え方があると思いますが、ここで紹介する例は「背景とパーツのエッヂ」もしくは「パーツ同士のエッヂ」のコントラストで抑揚をつけるものです。イラストや漫画よりも、目に映ったイメージ(映像)に即した絵画的な処理と言えそうです。どこに強いコントラストが生まれるかは、偶然に頼ることになります。偶然(自然)が与える抑揚、リズムを学ぶといいでしょう。

<日陰は立体である!>
陰影のつけ方に悩んでいませんか?
デッサンにおける陰影のキモは、対象の「日なた」と「日陰」を区別し、「日陰」を立体的に把握することにあります。そして日陰を人体やモノの「表面に張り付いた暗い面(2D)」ではなく、光源からの「光が届かない空間」として、3Dでとらえる意識が必要です。結果的にモノの表面の一部に暗いトーンをつけるのですが、観察の意識が変わると結果にも良い変化が生まれるはずです。
一方の「日なた」の問題は、また別に考察する必要があります。当然、光源は一つであることは言うまでもありません。

<人物を封筒に入れてみよう>
・端点同士をつなぐと封筒ができる(二点間の傾きに注目)
・そのポーズ全体が持つ「平面的なカタチ」をとらえる
・中点をチェックする!
・短縮法へチャレンジ (封筒内におさまるように)

人物クロッキー デモ動画(iPad + Procreate)

<人の頭蓋骨を描く>10月20日実施
テキストとクラス風景をアップします。
みなさん、同じ資料をもとに描いているのですが、それぞれのドクロにキャラが出てて面白いですね。

<人の頭蓋骨を描く>
10月20日実施 タイムラプス動画

<ゼスチャーラインとは その2>
教室で使用しているテキストをアップします。数あるやり方のほんの一例にすぎませんが、興味がある方は参考にしてみてください。
ゼスチャーを意識せずに描かれた人体はどこか「気が抜けた」ような印象を持つものです。そうならないためには、構造的な検討に移る前の段階で、ゼスチャーラインの「気合?」を入れましょう。
最後に頭の位置をチェックすると、描き始めで生じた狂いが見つかるかもしれません。これだけでずい分と印象が変わるものです。

<ゼスチャーラインとは>
クロッキー会などで参加者(とくにビギナーの方)の描き方を見ていますと、目に見える線だけを追いかけているケースがよく見られます。たいていは、持ち時間のほぼすべてをりんかく線の検討にあててしまい、上手くいくまで執拗になぞることに終始してしまいます。その結果、何重にも重なった太いりんかく線が人体の外側を囲うことになります。

そこで提案ですが、同じ場所に何本も線を重ねる代わりに、初期の何本かを「ゼスチャーライン」に回してはいかがでしょう? 経験豊富な描き手は、人体を描くときに、「表面には見えない線」を引くことを知っているものです。その「見えない線」のひとつが、ゼスチャーラインです。

限られた持ち時間を、見えない線(最終的に欲しい結果とは異なるもの)に使うのはもったいないと感じるかもしれませんが、私の意見では、大切な「何か」を取りこぼしているのに、それに気づかないまま、同じパーツを何度もなぞることの方が時間の浪費です。その「何か」とは、ゼスチャーラインの可能性が高いのです。

ゼスチャーラインの捉え方に決まりはありません、各パーツの間を貫く「動き」を捉えられれば、それで良い。分かりにくければ、モデルを見るときのあなたの眼の動きと思っていいでしょう。具体的に観察される線ではないので、感じ取る必要があります。
純粋に「線」だけで現されたものもあれば、「マッス(塊)」を平面的な形(楕円など)に置き換え、それらをつなぐように現されたものもあります。ゼスチャーラインとは、「部分と全体の関係」そのものであり、それは早い段階で確立されている必要があります。

<液晶ペンタブレットを導入>
開校以来15年ほどワコムのペンタブレット(板タブ)を使用してきました。自分用と教室の貸出し用で、一時は8台くらい所有していたことも。板タブに特に不満もなかったので、ときどき液タブが気になりながらも、ワコム製の値段の高さに導入をためらっていました。
しかし、このごろネット上で「中華製液タブ」のレビューを読むと、これがけっこう評判が良い。それならばと、とりあえずAmazonで1台購入!以前からインストールしてあった”CLIP STUDIO PAINT PRO”で試し描きすると、なるほど、期待以上の感触であります。作画のスピードが上がるわけではないのですが、操作が直感的でなにより描いてて楽しい。ペーパーライクフィルムを貼るとさらに描きやすく、私には必須に思えました。
ただ、今回は導入しやすいサイズということで画面サイズが15.6インチと小さめです。ポインタの狙いが付けにくく感じることや、また自分の手で画面が遮られるなど、板タブと比較したデメリットもあります。
4万円前後の価格を考えるとコスパは文句なし、あとは丈夫であれば台数を増やそうと思います。

<クラストピックから>
対象の形を捉える方法として、主にふた通りを紹介しています。
①シルエットのアプローチ:対象を平面的にとらえて、ポジとネガの関係を観察します。ポジとはモチーフそのもの、ネガとはその周囲の余白です。輪郭線に注目しますが、ネガの形がその修正点を教えてくれることが多いです。
→ 縦横比などの「プロポーション」を正確に再現するのに適しています。

②構造のアプローチ:対象をいくつかのカタマリに分け、球体や円柱状のものに還元して(置き換えて)考えます。カタマリの正中線や断面の形状を決め、どっちを向いているかを明らかにします。正確な輪郭線の再現は後回しになります。
→ 空間でそれぞれのカタマリが持つ「姿勢」や「奥行き」を再現するのに適しています。

①と②を同時に考えるのは難しいので、対象の何を先に捉えたいのか、によって選ぶといいと思います。あくまで入口の違いなので、陰影などの描写を進めるうちに結果は同じようなものになるはずです。

<教室メンバーの作例>
教室の中では比較的長いキャリアを持つMさん(女性)のアクリル画(ガッシュ)です。スペインのバロック時代の画家サンチェス・コタンの静物画を、現代の材料で構成してみました。形も安定してますし、質感の描写も上手くいっています。

<頭部モデル化 ルーミスメソッド>
6月2日、9日と2日間の講習が終わりました。このルーミスモデルはYoutubeでも「ルーミスやってみた」の類の動画がたくさんアップされています。いろんな国籍のアーティストがトライしていて面白いですね。参加者の皆さんも、楽しんでいただけたのらいいのですが・・・慣れないうちは大変だったかもしれません。
今回はモデルの空間における姿勢も努めて把握してもらうようにしました。頭部の軸が垂直なケースと、微妙に傾いているケースの描き分けなどです。写真から頭部を写すのと違い、モデルの細かいところまで「どのように様式化するか」決まっていないと手がスムーズに動きません。参照資料なしでも描けるようにいっぱい練習してください。

<教室メンバーの作例>
当教室で絵を描き始めて1年半ほどのKさん、フェルメールの代表作を模写しました。油絵はこれが4枚目(!)とのことですが、バロック絵画の雰囲気がしっかり再現された素晴らしい出来だと思います。今後の活動にも期待してしまいます。

<iPadで描くデジタル木炭画>

<iPadで描くデジタル木炭画>
タイムラプス動画をアップしてみました。レイヤー構成は、
③テクスチャレイヤー
②線描レイヤー
①描画レイヤー
の3層です。作業のほとんどは①の描画レイヤーのみで、「加筆」「ぼかし」「消取り」を行います。最後に②線描レイヤーの不透明度を好みに調整します。
アプリは"Procreate"を使用しました。

<最近のクラストッピックから>
人の頭部を描くときに、ほお骨からアゴにかけてのラインを解析してみましょう。皮膚の下にある構造に注目しますが、特に解剖学的な知識がなくても、自分の顔を触りながら輪郭線を引いてみてください。
目のすぐ横から降りていきます。まず、①ほお骨を感じますね、そのまま指を下げていくと骨の手応えは無くなって、②ほほの肉の柔らかさを感じます。さらに下げていくと再び③アゴの骨の硬さを感じます。つまり、輪郭の担い手が骨→肉→骨と受け継がれて、その結果3つのカーブで構成されていることがわかります。

<パースの話の補足>
1点透視図法と2点透視図法を概念図として理解している人は多いと思います。絵画の技法書にも、最初の方に出てくるあの図です。「EL=アイレベル」や「VP=消失点」の概念はそこで知ることができます。
しかし、たいていの場合、絵画の技法書には「PP(Picture Plane)=画面」の解説が出てきません。絵描きでも、場合によってはPPまでは知る必要があるのに、それは建築分野の専門書を買わないと出てこないのです。
その結果、「自分の視点」から対象までの距離であれこれ考えてしまい、矛盾に悩むことになります。あまり深く考えない人は悩まないかもしれませんが、考えてしまう人には気持ちの悪い時期が続くことになります。
透視図法では、対象が「PPに対して」どのような角度を持つかで、考える必要があります。その結果、できた図が肉眼の見え方と異なると感じることもありますが、そういう図法だと割り切る必要があるのです。

パース講習 2日目 2点透視図法の作図と、空間への人物の配置を練習しました。受講生のみなさん、予想していたよりもちゃんと理解してくれたようで安心しました。人物配置に関しては、A.ルーミスの「やさしい人物画」を参考にしました。

パース講習1日目 パースの定理を知り、一点透視図法で室内パースを描きました。

アナトミーについて
アナトミー(解剖学)を学ぶと何が変わるのでしょうか?絵描きは、医者やスポーツトレーナーではありませんので、すべての骨や筋肉を知る必要はありません。人物を絵にするときにメリットを感じるかどうかです。

レオナルド・ダ・ヴィンチなど昔の巨匠がそうしたからとか、体のメカニズムや各部位の比率を知ることができるからなど、理由はいろいろあると思われますが、私は、「輪郭線」が手に入ることだと思います。内側の構造を描くのは、そのための手段であり、キレイに色分けしたところで、それを最終的な作品として人に見せるものではないはずです。

人体が作る輪郭線をよく観察すると所々に「節」があります。筋肉や骨など内側から「押出し」ているものが入れ替わる点です。たいていの場合、「節」で出会う2本の線は、どちらかが内側に入り込んでいるものです。アナトミーを知ると、この輪郭線の前後関係がわかるようになり、線だけの人体に厚みを与えてくれます。構造の裏付けのある線なので、安定感や説得力も増すと思います。

上手くなれば、将来的にはモデルを見ないで人物が描けるようにるかもしれません。イラストや漫画にはおおいに役立つでしょう。

今日のクラストピックから
絵画に限らず、写真などの平面作品は「世界を切り取る(トリミングする)」宿命にあります。すると、対象と枠の間に必然と「ネガ」のスペース(余白)が生まれます。いっぽう、描かれている対象を「ポジ」と呼びます。ポジとして何が描かれているが(人か、花か?)認識される以前に、ポジ(対象)とネガ(余白)によって「あるカタチの印象」が生まれ、これが構図だと言っていいでしょう。そのトリミングが成功しているかどうかは、作者のねらいによります。こうすれば成功する、といった唯一の解法が無いのが悩ましいところです。

年末に教室の作業テーブルを塗装しました。アクリル塗料をゆるく溶いて塗ると、集成材のテクスチャーがレリーフ状に浮かんできます。油彩のグレージング(透明色を溶き油でフラットに塗布すること)と同じ効果です。私はこれがとても美しいと思うのです。

デッサン基礎過程の解説資料です。安っぽいCGですが、だからこそ原則がよく見えて都合がいい。明暗の描写においては、明暗境界線の位置と、明部のグラデーションの中心を見極める必要があります。単一の光源のもとで、練習しましょう。

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ビデオ (すべて表示)

<上を向いた頭部>
人物クロッキー デモ動画(iPad + Procreate)
<iPadで描くデジタル木炭画>

カテゴリー

電話番号

ウェブサイト

住所


中区宮川町2-40マルス工芸ビル201
Yokohama, Kanagawa
2310065

営業時間

月曜日 10:00 - 21:00
水曜日 10:00 - 16:30
金曜日 10:00 - 21:00
土曜日 10:00 - 21:00
日曜日 10:00 - 16:30
美術学校のその他Yokohama (すべて表示)
絵と工作の教室 アトリエわいわい 381-8833 絵と工作の教室 アトリエわいわい 381-8833
保土ヶ谷区西谷町 1067-2
Yokohama, 240-0052

絵と工作の教室です。3歳から大人まで。アートは楽しむもの。楽しいからアートです。初心者大歓迎。一人一人のスタイルで参加できます。

Yokohama College of Art and Design Yokohama College of Art and Design
青葉区鴨志田町1204
Yokohama, 227-0033

104 - Ten4 Art Studio 104 - Ten4 Art Studio
中区元町4-158
Yokohama, 231-0861

Ten4 provides art classes, workshops and events in English for ages 1 and up. アートを通して自然に英語に触れるアートスタジオ。クラス、ワークショップやイベントを開催してます。 www.theten4.com

原宿音楽教室&カルチャースクール 原宿音楽教室&カルチャースクール
戸塚区原宿3-5-25
Yokohama, 2450063

原宿音楽教室&カルチャースクールの最新情報です。

青葉台美術学院 青葉台美術学院
榎が丘1-5青木ビル5F
Yokohama, 227-0063

横浜市青葉区にある、美術系大学・美術系高校受験対策のための予備校。東急田園都市線「青葉台駅」より徒歩5分。絵の好きな小学生・中学生・おとなの講座もございます。

Satomi Piano Lesson Room Satomi Piano Lesson Room
瀬谷区瀬谷6-4-18
Yokohama, 246-0031

contactについて 9~22時はお電話可能です。(勿論、メール、LINEも可能です!) 時間外はメール、LINEでお願いいたします。 質問などありましたら、何でも聞いてくださいね�

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はまっこ美術部 はまっこ美術部
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Yokohama, 220-0032

3歳から学べる実践絵画・造形教室です。 さまざまな素材を工夫して絵や工作を作ります。 1回からの体験教室も。

にいはるびじゅつ にいはるびじゅつ
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